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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第二部 動き出した、モノ 第六章 ノリリスク編
169/220

episode:130 三日前

今回、人によっては鬱展開。

…彼がこの部屋で起きたことを話してくれました。


 episode:130 三日前


 それは、三日前の事だったと。


「…あの日俺達はコスタヤ・ズーリン様を待つためにここの合流場所に待機していたんだ…そして、しばらくコスタヤ様に連絡をしようと、レムが立ち上がって…そしたら…あいつ等が…」

 私達は、立ちながら話を聞いていました。彼は、其処まで区切ると、

「…あいつ等が…レムを…撃ったんだ…扉を開けて…俺はその時、カウンターで飲み物を…作っていた…直ぐに、隠れてやり過ごすのを待ったんだ…だけど、部屋に入られた…その間にも…仲間が…どんどん……」

 …彼等が殺されて行くのを彼は助けることも出来ずに、ずっと隠れていなければ行けなかったんでしょう…彼の顔を見れば、悲しさと悔しさが滲み出ています。

「……そいつ等は、あらかた殺し終えたんだろうな…俺はカウンターの台所の扉に入っていたんだ。…勿論、台所まで来た。だけど何も無いことに見落として二階に上がった後、しばらくした後部屋から出たんだ…そして、出たとき……」


ー…仲間だった、あいつ等が額から胸から…首から血を流して…倒れてたんだ…ー


 そして、彼はその後はまた来る可能性を考えてずっと台所の中にいたらしく…そして、今現在私達がようやく辿り着いた時には…生き残りは彼しかいなかった…。 


  ……もう少し…私達が早く来ていれば……


 彼等は、助かったはずだった…。私達は、彼の表情を見て何とも言えない気持ちでした…。コスタヤさんは無表情でしたが、ルスランさんに


「……君の言っていた、あいつ等とは…?」

「……分かりません…だけど、一つだけ分かったことが……」

「…何かね?」

「あいつ等は……」


 彼が口を開けようとしたときでした。私とレティさんは直ぐに銃を構え、私はルスランさんをレティさんはコスタヤさんを守るために前に立ちはだかりました。そして、レティさんと私が見据えた、その時…


「……やはり…生き残りがいたかっ!!」

「…どうする?一人は確保しなければいけない。」

「……ちっ…最悪ね…!」

「………………」


 ルスランさんが言っていた彼らが、目の前に現れました……。

ルスランさんを覗いて、殺しに来た。あいつ等。それは?


今回、シズクが大分冷静なのですが実は余りに衝撃的すぎて、逆に冷静になったんです。

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