表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第二部 動き出した、モノ 第六章 ノリリスク編
160/220

episode:121 彼の事

今回は、彼とお話です。

…そして、ノリリスクに向かって5日たちました。


 episode:121 彼の事


 相変わらず『ミチエーリ・ヴォーグル』は姿を現さずに、皆、嵐の前の静けさを感じています。今日の偵察は、リチャード君とコウヤさん。


 …ミレーヌさんの足は大分治ってきて嬉しいです。ですが、最近気になることがあります。私は、ブラウ君の様子がおかしいことに大分前から気付いていましたが、最初は気のせいと思っていましたが日に日に少しずつブラウ君の感じが…なんだか…


「…なんでだろう…ブラウ君…あの時から少しおかしいんだよね…」


 理由を聞いても、何でもないの一点張りだしな…私は、考えながら自室に向かって歩いていました。だからでしょうか、誰かが私に声を掛けてきてくれたことに気付きませんでした。


「…君、ちょっと…」

「うーん……」

「君?ちょっと良いかな?」

「ひぁっ?!………は、はい!?」


 びっくりして顔をあげると、そこにはコスタヤ・ズーリンさんが肩をたたいて私を呼んでいました。私は慌ててコスタヤさんに向かって謝りました。


「す…すみません…考え事をしていました…」

「いや、私の方こそ。何か悩んでいたのかい。」

「いえ。大丈夫です。ところで、どうされましたか?」


 気を悪くせずに私の事を気遣ってくれました。なんだか申し訳なかったです。私は何故呼び止めたのか気になりました。…もしかして、迷われたのでしょうか?…コスタヤさんは私を見てにっこり笑うと


「いや…君とはそういえば話をしたことがないなと思ってね。…他の人とは話はしたんだけど…」

「はぁ…」


 コスタヤさんの話では、私以外の人は話をしたらしく彼自身は私と話をしようとしたけれどなかなか話せなかったとのこと。


 因みにブラウ君はすぐに話を切り上げたらしく、コウヤさんからは日本のことやリチャード君からは北極の事、レティさんからは食べ物など他の人からも色々な話をしたと言っていました。…コスタヤさん自身は、そうやっていろんな人からいろんな話をするのが好きだとのこと。


…何だか、お茶目な感じの人だなぁ…それに、ほんわかした雰囲気だな。


 私は、思うとコスタヤさんとお話をしました。コスタヤさんは、最初は呼び止めといて何だけど忙しかったら申し訳ない。と言って私が大丈夫です。忙しくないですよ。と言うと彼は良かった。と言って笑ってくれました。


  …笑った顔が、暖かい感じがしました……

コスタヤさん、こう見えて話し好き。でも相手が忙しそうならまた次の機会に話そうとします。今回は今の現状とブラウの事。これからどうなるのか。

ではでは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ