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episode:10 その戦艦の名は

今回も説明会です。

…あれから一週間がたちました。


  episode:10 この戦艦の名は


とにかく、この一週間はシュミレーターと訓練、そして勉強づくしだった。

まずはシュミレーター、私達が乗る機体の操縦と実に精密に同じに作られていた。レティさんに乗せて貰った時にみたが何とモニターを含め、左右に置いてあるレバー以外は全部デジタル式で四つのボタンを押していた。ちなみに一番左のボタンが武器の切り替え、真ん中が弾丸の補充、そして右が通信の切り替えだった。そしてその三つのボタンの少し外れた所にあるボタンはモニターと機体の電源だった。ここを押すと全てが起動するらしく、本人の指紋や顔を読み取るため、奪取されないための対策だとか。そしてレバーは機体の腕や手を動かすために使われ、これで攻撃、または防御をする。レバーはどちらも360度回る。因みに脚を動かすには下の四つのペダルを操作する。歩く時は内側の左右を攻撃するときは外側の左右を。走るときは思いっきり内側のペダルを踏む。操縦者は操縦席があるため座る。少し後二人ぐらい入れそうなのは人質や少人数を救助した際の緊急処置らしい。レティさん達フライトタイプの人はヒューマン形態とフライト形態に変えるためには更にレバーがあるらしく、それを操作をする。後、空を飛べるのはフライトタイプだけで、しかもフライト形態でしか戦えない。

後は訓練だけどこれはあまり変わらなかった。甲板で走ったり、対人戦闘したりと無人島の頃と一緒で、変わったのは戦艦になっただけだと思う。…因みに無人島の頃から比べると幾分マシにはなりましたが未だに四人の中では最下位です…。たまにクラウスさん達が相手をしてくれます。ありがとうございます。

後は勉強なんですが、これは字を読めるためや生き残るための戦法などが中心です。後はたまにコミュニケーションを取るために一緒に食事を作ったりします。

さて、ここで疑問に思ったことがありました。私が乗っている戦艦の名前を知らないことに気付きました。なので、ファリンさんに聞いてみると…

「あら?言ってなかった?」

と言っていました。

「はい…なので教えてくれませんでしょうか?」

ファリンさんがごめんなさいね。と言った後、戦艦の名前を言おうと口を開けようとしたとき、


 「この戦艦の名はブルー レジスタンスと言うんだ。」


と、声をした方向を見ると40代ぐらいの、白い帽子を被った白いジャケットを来た、男性がいました。

最後に出てきた男性は、次回にて。

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