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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
147/220

episode:033 悩み

やっとのブラウ視点。

…シズクの様子がおかしい。


 episode:033 悩み


 艦長からの任務を聞いたときからシズクはどことなく元気が無い。他の人も気付いているが敢えて触れないようにしている。当初は風邪かと思われたが、どうやら違うようだ。そして、当日。

 虹乃浜港で学園関係者がそれぞれ挨拶をしていたが、…紅条 椿と言った女学生がシズクを見ると驚いた様子で、シズクも同じく驚いていた…。そして俺を見ると…


…まるで、信じられないモノを見た目で見ていた…


 しかし、それは一瞬で普通に戻り今回の内容を聞いた後暫くして戻って行った…シズクが艦長に呼ばれたために少し席を外した。そして、任務開始の翌日、元気の無いシズクの話を聞いてもう、癖になっていた頭を撫でるという行為をすると、シズクは目を瞑り嬉しそうな顔をしていた…その表情を見て…

 …可愛い… 

 と何故か思ったが、彼女の首元を見ると俺が買ったネックレスが太陽に輝いていた…。


…シズクは、知らないだろうな…俺達が初めてあったのが、森の中じゃなくてあの時だって事を…


ー…ズキッ…ー


突然、胸が刃物に刺されたかのように痛みが走った…そこで思考をやめればいいのに…


ー…俺は、シズク達の中では記憶喪失のパイロットになっている…もし、スパイだと気付かれたら任務は失敗…俺は、シズクと……ー


ー…シズク、と、敵対しないといけない…それより俺は万が一、任務を終えて…あそこに戻り戦うことになれば…ー



ー…シズクを…殺す?…俺が…この手で?…ー


ー…ズキンッ!!…ー


「…っ」


 …先程よりも、今度は思いきり刃物で引き裂かれる、痛みを感じてそれを誤魔化すように首を振り、シズクを連れて、レティシアと打ち合わせるために

食堂に向かった…そして、その三日は異常はなく俺達は紅条家に行くと其処で俺は別室でシズクはレティシアと同室になった。…部屋にいるとふと窓を見ると、見知らない男が門にいたが使用人の一人と何やら揉めた後、少し発ってから男が反対方向に戻っていった…そして、俺を呼びに来たのかシズクが来て一緒にレティシアのいる部屋に向かう途中、窓の外を見て不思議そうにしてからまた、前を向いて歩いた。…此処でも、特に問題は無かったがシズクの様子が少し変わった。…少し、分からないのが歯痒く悔しく思った…。また三日後には学園に行くが此処でも対して変わりはなかったが…学園の様々な噂を耳にした。新しくなった生徒会、前の生徒会の行方…そして、シズクともう一人の女学生の話。他にも沢山の話を聞いた…。そして、集合に少し遅れたシズクの腕を見ると…湿布が貼ってあった。俺やレティシアが聞くと、少しぶつけて偶然あった生徒会の人に貼って貰ったらしい。

 …シズクは、何処か泣いたような表情をしていたが、どことなくすっきりとしていた。そして、此処も変わらずに三日過ぎて一回艦に戻り、作戦を立て直すことになる…そして、この時期はハロウィン祭があるとのことで俺とシズク、クラウスとコウヤは夜の護衛、他は昼の護衛としてそれぞれの衣装を着て任務に付くことになった…

…今回は、ブラウの葛藤を書きました。…彼がスパイでいずれは裏切ることになることに、シズクと敵対する事に悩みました。そして、椿のブラウへの反応は、また。まだブラウ視点続きます。

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