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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
142/220

episode:028 歪んだ感情

次はあの人!ラストが残酷表現は無いですが、やはり狂ってます。後、少し恋愛要素あり。

…まさか…また君に逢えるなんて思わなかった。


 episode028 歪んだ感情


 俺は、父さんに言われた通りに学園に通っている…あの人の事だ。体裁に悪いからという理由からだろう…学園の連中は俺に冷たい目をみせる…遠巻きにしたり、中には睨みつけるやつも…


ー…前までは、違ったのに…イヤ、俺達がそうしたんだ…彼等に八つ当たるのは違うな……ー


 俺達はあの体育館の後理事長から、生徒会を解任された…赤皇と白崎は反論、黄院は呆然と先生と俺は何となく理解した…そして、全員学園に通っているが…やはり皆俺と同じ様に白い目を向けられている…ある日、黄院が騒ぎを起こして分家に連れて行かれた事を知り会いに行った…一応、友達だったから。分家からは、俺が来たことに苦い顔をされたが、通してくれた。そして黄院の部屋に行くと、暫くは何も話さなかった黄院が、衝撃的な事を話した…


「え……」

「蒼宮 雫が、学園に居た…けど、制服じゃなくて軍服みたいな服着てた。何だか雰囲気が変わってた…」

……俺は、耳を疑った…自分がもう、二度と逢えないと思っていた好きな子が自分の近くにいた事に愕然とした…黄院に更に聞き出すと、彼女は黄院と燈樹の間に入って行き、その後は黄院はすぐに宗家が連れて行ったために分からないと…俺は、黄院に礼を言うと部屋から出て行こうとしたが呼び止められた…。

「なぁ…何で、蒼宮がいるんだよ…」

「彼女は、『無国籍』になったと聞いた…俺達のせいで…じゃあな…」

「な…待てよっ!どういう事だよ!」

 俺は、彼を見て言った……

「俺達が、彼女に冤罪を被せたせいだ。……じゃあな…」


 其処まで言うと、俺は部屋から出た…そして次に何となく感が冴えていたのか家に帰るとハロウィン祭に出ることを伝えると、父からは了承を貰った…

そして、午前も午後も主席して何となく遠くを見ると……


 其処には、仮面を被った青いドレスの少女を見つけた…


ー…もしかして…まさか…ー


 俺は、確認を取りたくて適当に踊る相手を見つけて、彼女の側に行くと……


「……楽しいか?」

「はい……任務なのを忘れそうになるくらい」


 この声は、俺の良く知っている彼女の声と……


 聞いたことのない、少し高めの男の声だった


 二人は楽しそうに踊っていた…そして、暫く話しながら踊っているのを見ていた…


ー…なんでっ…何でそんな……ー


 そして、彼女が男の胸に顔を預けてるのを見て…


激しく、胸が痛み苦しくなった…そして、心配した男が…彼女に近づくと…近くに顔があったのが驚いたのか二人で顔を逸らしながら、暫くすると笑いあっていた…それを見た俺は堪らなくなり…


ー…やめてくれ…やめろ…ー


 顔を逸らした…そして、彼女達は少し離れた場所でまた話をしていた…仮面の下の彼女の、向ける視線は俺じゃなくて男だった……。


ー…その場所は、俺の場所なのにっ…ー


 見ていられなくなり、顔を背けた…そして窓辺まで行くと、自然に会話に聞き耳をたてると…


「シズク、教えてくれてありがとう。」

「ありがとうございます。あ…仮面が少し…」

「ん?…少し待て……」


 仮面がずれたのか、彼女の仮面を一瞬取る…そして、俺はその隙を見逃さずに見ると……


やはり、彼女…雫だった…そして男をみるとお礼を言って再び話を始めた…


 その後は、相手に礼を言って家に帰った…そして具合が悪いからと部屋に籠もると…


ー…誰なんだ…あの男…雫とあんなに…くそっ!…雫も!なんで楽しそうに…ー


 ベッドに入り込んだ。そして…


ー…雫を見つけた…なら…やる事は一つ…ー


 再び、雫を手に入れるにはどうするべきか…


……俺は、どうすればいいか考えた…


ー…アイツなんかに渡さない…雫は俺が手に入れる…まずは、自分のしたことを謝って…それから…ー


  それから、告白して閉じ込めよう。あの男の元に行かないように…雫に似合う、可愛い服を用意して…俺と二人だけで暮らせるように…


……最善の策を考えながら、俺は手に持ったガラスの小瓶に口付けた…


……手段なんて、選ばない…だから……どうしようか、考えよう…

…そして、俺は考えを巡らせた…。

……うん、すみません。遂に取り返しのつかないとこまで堕ちました。…一応、自分のしたことは自覚して二度と逢えないと思ってやっと逢えたと思ったら他の男と一緒に、しかも自分の時よりも楽しそうにされて一気に闇墜ちしたんですが……もうどうしようもないな。これは……黄院が余計な事を言わなければ……取り敢えず、まだ閑話は続きます。別の人です。それでは。


 ついでに、彼は学園から大分離れた場所に家があるため、後日、ダンスパーティーの事件を知ります。

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