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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
141/220

episode:027 その行方は

今回はあの人のその後です。

…こんなの違うわ!


 episode:027 その行方は


 私は、今走っている…だってあんな所にいたら私は…何をされるか分からないもの…


ー…どうしてよ!何でバレたのよ!…ー


…ずっと走っていたから此処がどこかは分からない…気が付けば、私は裏道に入っていった…


ー…私は、ちゃんとシナリオ通りにやったわ!なのに…そうよ…全部全部、あの女…紅条 椿が悪いのよ!私の逆ハーレムを駄目にして…!…ー


 此処が、私が転生前に好きだったゲームでたくさんやりこんだわ!特典も初回限定版も買ったりして…だから、シナリオ通りにしたのに…あの女達がちゃんと動かないから私がこんな目にあったのよ…。

私が悪い訳じゃないわ…なのに…


『……貴女のくだらない身勝手で!二人の人生を歪めたのがまだ分からないの!?燈樹さんも灰沢先生も、もう少しで危うかったのよ!!現実から目を逸らして、ゲームだと思い込んだ結果が貴女に降りかかってきたのよ!其処からまた貴女は目を逸らして…!!大概になさい!!』


「なによ…ただの私の踏み台の癖に…!…そういえば…紅条 椿は確か、ゲームだと知っていたわ…だったらアイツも…転生者な訳…?」


じゃあ、アイツは自分の役割を忘れてた訳?

ー…最低…私の邪魔して…許せない!…ー

 私は、アイツのせいでやっぱりこんな目に遭ったんだわ…。だけど、もう学園に戻ることが出来ない…私は、考え事をしていると背後から何かが近付いてきた…振り返ると…


 黒いシャツに黒いスラックスに黒い靴を履いてその上から白いコートを着た見た所イケメンな髪も銀髪で一つで結んでいた、目は緑色の男がいた…


 私は、怪しさに警戒をしたが男は私を見て優しく笑うと

「誰よ、アンタ…近づかないで…」

「……そう、警戒しないでくれないかい?大丈夫、何もしないよ…」

 私は、男を見て…睨むと…男は私に向かって、

「…君は、何をそんなに怖がっているのかな?…大丈夫、私でよければ聞くよ?…ね。」


 私は、男に最初は何故か警戒しながら話しをしたが、次第に不思議と警戒心は無くなり、私にあったことを話し終えると……

「そうか…頑張ったね…」

「そうでしょ!私、頑張ったのよ…でも、アイツのせいで全部駄目にされちゃったし…もう、学園には戻れないわ…」


「それなら、私と来ないか?…私なら居場所を与えて揚げられる…あぁ…でも、親御さんに…」

「行く。…私、家族なんていないもの」 


 彩村 莉梨花は、施設で育ってそこから編入試験に奨学生として入学する。そして、そこから攻略相手とハッピーエンドになる。逆ハーレムルートは、最後は皆でより幸せになるエンド。なのに…アイツが邪魔したから計画が駄目になった…本当に忌々しい…だけど、この人なら攻略相手の代わりにもならないけれど…


ー…居場所が無いよりは、マシよ…私は施設にいても幸せになれないもの…ー 


 実際、施設の人から私は嫌われたし…ゲームだと好かれたのに…ま、モブだから気にしなかったわ。

だから、

「私、今から行きたい。駄目?」

 彼は、一層優しく笑って…


「じゃあ行こうか。…リリカ」

「うん。……セイ。」


 私は、彼に着いていって確信した…これで私は、幸せになることを…。私は、彼に連れられて車に乗り込んだ…。

莉梨花の言っていることは自己中心的で自分が悪いと思っていない、我が儘な人です。彼女を連れて行ったセイと言う謎の男は……?

ついでに話しをしている最中に自己紹介を済ませてます

因みに、この子は色々と間違いをおかしていますがそれはまた…ではでは。

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