episode:9 新たなる生活
第二章スタートです。
…翌朝、私は目を覚ました
episode:9 新たなる生活
私は軽く伸びをすると、まだ眠っているミレーヌさんを起こさないように昨日あてがわれた部屋のベッドから降りて、新しく貰った服に袖を通した。部屋は私達二人部屋になっていて、兵士専用とのこと。教官達は私達より上なので一人部屋なのです。
今日は、午後から私達が今いるこの船…戦艦を案内される予定だ。
新しい服は、青色の首もとまであるジャケットのボタンをつけて、下は白いシャツをきた。そして何と女性はスカートを履く事になっているとのことだった。私は藍色の膝下ぐらいのスカートを履いて黒い靴下、その下にブーツを履いた。そしてユエちゃんから貰った髪留めを付けた。
「あれぇ~?もう着てるの~?」
「すみません、起こしちゃいましたか?」
「違う違う。今起きたの。」
暫くするとミレーヌさんも同じ服を着替えていた。ちなみにミレーヌさんはプラチナブロンドの髪に綺麗な緑の目をしていて、普段はサイドテールにしています。私はこの部屋にある、窓から海を眺めていた。
そして、午前はゆっくりと過ごし、ミレーヌさんと一緒にリチャード君とコウヤさんと、後はここでは初めて会う、ファリンさんと言う方に戦艦を案内して貰いました。コウヤさんは黒い髪に灰色の目をしていて、ファリンさんは焦げ茶のショートカットで青い眼をしています。ファリンさんはこの戦艦のオペレーターさんとのことです。まずはロビー、戦橋、それからファリンさんが戦闘時に行くことになる、メインルーム。椅子が6つあり、前に2つ後ろに3つ。そして一番立派な椅子が一番後ろにありました。聞くところによるとそこは艦長用の椅子とのことでした。あとはオペレーターの人達が座るとのことでした。
後は甲板、食堂、シャワー室、トイレ、移住区、エンジン室にリネン室、後は医務室などを案内してくれました。人がなぜかいないのは今は私達以外は無人島にいるとのこと。
そして、私達が最後に案内されたのは格納庫でした。
そこにはクラウスさんたちの機体が置いてあり、その横には、三つのHrw-が置いてありました。だけど私達は四人です。
ー…数、合わなく無いですか…?…ー
その疑問にファリンさんが答えてくれました。
「あぁ、実はね後もう一機あるんだけど、手違いで少し遅れてくるのよ。でも、それまではこの機体だけになるわね。」
なるほど、それなら仕方ない。私は三つの機体を眺め、緑がフライトタイプ、藍色がスナイパータイプ、紫がファイタータイプであるのが分かりました。後はもう一つは白い機体とのことです。暫く眺めて、シュミレーター室に案内されました。
Hrw-、本来の呼び方は、humaroid-weapon、ヒューマロイドウェポンと呼ばれていてそれが省略された呼び方がHrwとなるのです。教官達に無人島で教えて貰いました。明日は一週間、シュミレーターと勉強と訓練の始まりです。その後に適正検査をするとのことです。
さぁ!気持ちも新たに頑張ります!
次回からはシズクの新しい生活をお送りします。




