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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
138/220

episode:110 新たな謎 

学園編もそろそろ終盤に近づいてきました。

…それでも、私は何とかしようと考えます…


 episode:110 新たな謎


 今の状態で、敵から離れるにはどうすれば……

私は、思いつきましたが…果たしてこの状況を打開するには、リスクが高いですが……


ー…でも、これしか方法はない……ー


 私は、覚悟を決めました……


「……ん?」

 ルエストが、私の……正確には雪桜の様子に気が付きました……。

「どうされましたか?ルエスト様」

「いや……どうやら投降する気みたいだな…」

「…っシズク…!」

「……………」

「なら、背中から退かすか…」


……今だ……

私は、背中からの重みが離れるのを確認すると……


 「雪桜!!」


  直ぐに、また雪桜を起動しました!!


「なっ……!」

「ルエスト様っ!?」

「うおっと……やってくれるじゃねぇか!」

「…………」


 私は、まずは雪桜の起動を敢えて落としました…そして相手が油断して背中から離れた後に、再び起動してハルバートで攻撃をする……一か八かの賭けでしたが、上手く行きました……


「この俺を騙し討ちか!!やっぱてめぇは面白れぇガキだよ!!シズク!!」

「貴方を喜ばせるためにやったんじゃありません!!」


 しかし、やはりハルバートの攻撃は避けられました…。再び私は対峙しました…

「ははっ……おい!ミドリ!!」

「はい、ルエスト様」

「コイツをやっぱり連れて行く!こんな面白いガキ、政府の狗にしておくのは勿体ねぇ!!」

「はい。喜んで…私も、シズクさんが小さな時から妹のように可愛がっていましたので…」


 ー…ゾクッ…ー


私は、その会話を聞いて寒気が襲ってきました…ルエストはルエストで新しいモノを欲しがる、お姉様は心底嬉しそうな雰囲気で……しかし、


「うわっ……と」

「またっ!」


「悪いが、俺達に何の相談もなく連れて行かされるわけには行かない」

「……お前に、シズクは渡さない…」


 其処にいたのは…ホークとヴァッサーがそれぞれスナイパーライフルとライフルランサーを構えて二人に牽制を掛けていました……


「クラウスさん!」

「ブラウ君!!」


 これで、私達はお互いが4対4の形になりました…しかし、


「ちっ……たく…此からが面白くなってきたってーのに…」

「……退きますか?」

「そうだな……じゃあな……あばよ!!」

「待って!!ユエちゃん達の居場所を教えて!!」

…ルエストは、


「言っとくが、あくまで俺達は攫っただけで後は別の連中に手渡しただけだ。……ま、もっとも何処にいるのかは知らねーがな…」


 そう、言うとルエスト達はそのまま去っていきました……お姉様も一緒に……


ー…ユエちゃん達は…別の場所にいる?どういうことなんだろう…ー


 ルエストは、攫っただけでユエちゃん達は別の場所にいるとはっきりと言っていました…


……そして、いつの間にか朝日が昇り辺りが明るくなりました…


 因みに、車の中にはもう一人乗っていたらしく、その方は今も見つからず……後で聞いた話ですと彼は茶山様の秘書の方だと…


 …こうして、様々な謎を残し、私達の任務は終わりを告げました…

新たな謎がきました。ユエ達の行方。果たして何処にいるのか…それでは。

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