表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
135/220

episode:107 潜めていた、怒り

今回は、碧さんの事情と感情…


今回は、ラストに残酷描写が少しあります…

…頭が上手く整理できません…


 episode:107 潜めていた、怒り


 目の前の機体にやはり、お姉様が乗っているのを頭が拒否します……あんなに優しいお姉様が…

「シズク…彼女は、知り合いか…?」

コウヤさんの言葉に私は、我に返ります。私は、

「……おそらく…この学園の生徒の方で…私が、個人でも仲が良かった方です…」

「そうか……」

 私は、答えるのが精一杯でした…。


「み……碧…久しぶり…だな…」

「えぇ…お父様?お久しぶりですわ…あの時から、そんなに経ってないのに……」

「降ろして…くれないか?…ほら、コレじゃ上手く話せ……」

「……貴方が、私の話を聞いて下さった事がございましたか?」

茶山様と碧お姉様が話をされているとき、急に碧お姉様の声が冷たく響きました……

「……貴方は、結局。自分の事さえ良ければ踏みにじられる方々はゴミ同然としか思われない…そして、嘆きにも耳を貸さない…嘆かわしい…」

「ぎゃぁ……碧…やめて……ぁ…」

「……私を産んだ、母に貴方はこう言いましたわね?“役に立たない、女を産んで使えない”と…」

……冷たい声に怒りを含ませた、碧お姉様…

「そ…それは……」

「えぇ……それを、亡くなる前に母から聞いた時の私の絶望といったら…ふふっ…」

「頼む……話を……ぐあ”……」

「……あの時も、私は自分の身の潔白を証明しようとしたのに、貴方は…聞く耳を持たずに嬉々として私をあんな酷いところに送りましたわ…私も、貴方と同じように言いました…“お願いします、話を聞いて下さい”と……でも、貴方は何て言いました?


…このままでは、茶山様の命が危ない!私達が駆け出した、直後…


「“お前の話なんて、聞く必要ない…目障りだから早く目の前から消えろ…”ふふっ…まさか、忘れてわけではないですよね?お父様?」

「す……すまなかった…あの時は……がはぁ…」

「言い訳は良いですわ…さて…お父様……」

「命だけは……命だけは助けてくれ!!…なんなら、また親子に戻って………」

「…貴方が、私にそう言って約束を破る事なんて目に見えて分かっていますわ?…汚らしい…貴方が一番、この世で最もゴミに等しい存在よ……」


…また、新たな二つの機体に阻まれそして…茶山様は…


「さようなら、最期まで下衆で救いようのない最も価値のない、お父様。」


「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

魂が絶たれる、最期の悲鳴と共に…


     ー…グシャアァ!!…ー


……その命を、消されました…。

…今回の、茶山 抹蔵の末路は初めてから決まっていました。……この男のした所行は娘の碧以外でも、前で書いたepisodeでもいろいろやらかしています。なので、こういう結末になりました…。因みに当初の予定では、抹蔵ではなく白崎でした。 

それでは

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ