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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
131/220

episode:103 悲しみの中に……

前回の続きです。

…お姉様の優しい声が頭に木霊する…


 episode:103 悲しみの中に……


 私は、ナイフを構えてそのままの体制で、相手を見る…相手の話はまだ続いている…

「あいつは……息子に選択したんだ…!!まだ…23の息子に……このまま罪を認めて刑務所に行くか……『無国籍』になって…戦うか……私は、裁判をもう一度する事を伝えようとしたさ…だけど…息子は、」

私に対しての攻撃は、止まない……

「止めたんだ…そして、『無国籍』になることを決めた…精一杯…止めたんだ…やめろって……なのに…息子は…『ごめんな…父さん…恩返し出来なくて…』……そして、息子は…国籍を抹消されて、その数日後私の傍からいなくなった……」

剣が、私のナイフを弾き飛ばし…私は、ライフルを構えた…

「何かも、絶望したさ……私は樹海に向かっていたさ…その途中電車からある男が話を掛けてくれた……その男は不思議な感じがしたんだ。何でも話せた…そしてその男と経緯を話して、連絡を取った……そして、その人は余計な世話かも知れないが、もう一度調べてたと言ってくれたんだ……そして、真実を知って、怒りに変わった……!!」

ライフルで撃つが、彼はがむしゃらに私に向かう。

「アイツが……全部仕組んだんだ!!…息子は横領なんてしていなかった…!…アイツの愛人が…横領していたんだっ!!…アイツは……愛人が泣きついたがために…!!息子に擦り付けた!!……ふざけるなっ!!…なんで…あんな優しい子が!!…俺は、目が真っ赤になった……あの人はそんな俺に手を差し伸べてくれた…『権力のあるものだけが罪を逃れ…権力が無いものが冤罪を被される…可笑しいと思わないか?…私と、そして仲間達と一緒に新しく作り直そう…この世界を…』…私は、迷わず手に取った……もし、この世界を作り直せたら息子を取り戻せると信じて……だから……邪魔をするならば!!」

彼のソードが、私の動作が遅れたのか思い切り肩に命中した……

「……っあぐ!!」

「シズク……ッ、!?クソッ…どけ!!」

私は、そのまま横転した……

「……例えっ…どうなっても……」

そして、私に向かってソードを振り上げた……

「……違う…」


だけど……私は、ソードを武器を持たない手で、受け止めました……

「何……」

「…貴方の、心は…私には、分からないけれど…痛いほど響きました…私も…貴方の息子さんと同じ理由で…何も悪くないのに…罪を被せられたから…」

私は、まだ握ったまま力をいれた……

「……辛かった…悲しかった…両親も…私の大切な人達も私の為に…調べてくれた…だけどっ…」

ー…私は、『無国籍』になった……ー

「……でも、また…大切な者が出来た…貴方の復讐したい気持ちを私は否定出来ません…だけど…」

私は、もう片方の手でソードを掴む…

「…息子さんを…信じて下さい…」


……私は、彼に伝えたい…私の思っていることを…武器は…今はいらない…。私は、彼を見た……

実は、復讐ってそんなに悪いことなのかな?と思いました。良く、復讐するのは悪のように言われてるのを見ると昔は、そうなんだと思いましたが今は、復讐って人によっては命や人生をかけた、目標と決意なんじゃないかなと…。でも、復讐って人それぞれ思うところがあるんですよね。…それでは

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