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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第五章 虹乃華学園編
130/220

episode:102 事情

今回、その名の通り事情が分かります…

…そして、二人で一斉に切りかかりました…


 episode:102 事情


 残りの機体が私達を見つけて応戦しますが、コウヤさんが一機に向かって斬り、その隙を突いたところにもう一機がコウヤさんに向かってスナイパーライフルを撃とうとし所を、私が、助走をつけて飛び出して、至近距離で頭部をライフルで撃ちます。そして、ハルバートでソードで攻撃をしようとしたところで私が腕部ごと斬り、もう一度頭部を斬りつけました…。


 そして、私の後ろにいつの間にか近づいてきた、二機をコウヤさんが私の後ろを庇ってくれ、刀で防いでいました……。私は、刀で防がれた敵にハルバートで斬りかかり、コウヤさんは撤退しようと交代した敵を刀を使って、直ぐに制圧しました…。私はというと、目の前の敵機に向かって思いっきり蹴り、バランスを崩したところで倒れる寸前に学園の周りは、実は森林に囲まれているために、私は学園と反対方向に敵機をハルバートの柄の部分で弾き飛ばしました……。完全に森林の中に突っ込み、重力に引きずられるように、滑りました…。


「……あなた方が、学園及び紅条 椿様を狙ったんですか?…」

私は、敵機に近づき質問をしました。

「…………」

「……では、話を変えます…何の目的で、来られたのですか……?」

……相手は、なかなか答えようとしません…

「………全ては…」

しかし、暫くすると彼は口を開きました…

「全ては……取り戻すためだ……そして……」

彼は、そう言うと直ぐに立ち上がり、私にナイフを両手に構えて私に向かいますが、私はハルバートを構え…

「そして……あの男に復讐するためだ!!……私の…息子のっ……!!紅条 椿の狙ったのは…人質にとれば…紅条家当主が動くことを我らのリーダーが言っていたからな…!」

自分を庇いました…。……レティさん達が応戦している所に、本命がいるのでしょう…彼は、

「……あの男は……自分の罪を!!息子に擦り付けたんだ!!……私達は、父子家庭だった…あの子は母親が幼くして亡くなったのにも関わらず、私の為に心配を掛けさせまいと、必死で…一流の会社に入社したんだ……私は、不甲斐ない父親だった…生活の為に、学費の為に…働いて…忙しくて…あの子は友達と碌に遊びに行くことも出来ず…それでも、息子は私にこう言ったんだ……」

力が…先程よりも、込められていました…

「『これで父さんに楽させられる。そしたら休みの日は、一緒にどこかに行こうよ』と……嬉しかった…私は…いずれ、息子が素敵な嫁さんを貰って、家庭を築いて時々孫の顔を…いや…例え孫がいなくても、嫁さんと仲睦まじく一緒にいる息子の未来を楽しみにしていたんだ……だが……」

……彼は、ナイフを一度引くと、ソードを取り出し

「…ある日…会社から、息子が犯罪を犯したと…私は、信じられなかった…息子が仕事の金を、横領したと…私は……息子の名誉のために、探偵も…弁護士だって雇った…だが…息子は、有罪になった…」

……彼は、泣いているようでした…

「…私は…もう一度裁判を起こそうとしたが…ある日…あの男が訪ねてきた……」

ハルバートとソードが、斬り合う……



「……あの男…『茶山 抹蔵』が……!!」

「……っ!!その……名前は……」


……茶山 抹蔵…彼は……


「碧お姉様の……お父様……」


私は、油断をした所にソードでハルバートと離されてました……

実は、茶山 抹蔵は既に出ています。それについては、また後ほど。

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