episode:98 襲来
……今回、動きがあります。
…私は、辺りを見回している時です。
episode:98 襲来
大分心が落ち着いて来たときにそれは起こりました…
……出口が、騒がしくなりました。そして……
気付いたクラウスさんがその場所にSPの方と行きますと、騒がしくなった原因の方を取り押さえています。見た感じでは、男性で私達と同じ格好をしていますが…ですが…私達は直ぐに理解しました…
「おい……動くなよ?……何が狙いだ…」
「クソっ……!!」
手には、銃を持ちながら明らかに誰かを狙っていましたが…どうも、紅条様を狙っていたわけではないようです……
狙われた人を見ると、彼女は震えて座り込んでいました…。彼女は目に涙を溜めて、私…知らない…分からない…と繰り返していました…。コウヤさんが彼女の父親らしき人に渡すと、彼女は泣きじゃくっていました。……周りの人の話を聞いてみると彼女の家は小さな工場を経営していて父親は善良な人物であり、狙われること自体が不思議だと……
そして、クラウスさんがかなり強く彼を締め付けると自供しました。
「……で、何の目的だ?……言わないと…次は腕の一本が使い物にならなくなるぞ…」
「……クソっ!!……誰でも良かったんだよ!!俺達が新たな世界を作り替える為には…!」
「やはり、反政府組織か……」
……まだ、分からずじまいでしたが確定しました…彼は、反政府組織の一人です…と言うことは…!!
「はっ…ははっ…あはははははっ!!もうすぐで我々の仲間が来る!!俺は所詮、囮だ!馬鹿め!…俺達『戦焔軍』が!」
…彼が、そう言った直後に辺りが騒々しくなりました…そして…窓辺には、
……夜なのに、月明かりで分かるくらい真っ赤な機体が体育館を囲っていました……
「てめぇ……」
「くくっ…!ざまぁねぇな…!」
…クラウスさんが、男を昏倒させました。…通信で、私はレティさんに伝え、私達と紅条様達も手伝って下さり私達は皆さんに動かないように伝えました……
……そして、暫くして、レティさんから通信を受け取った私達は……
更なる、絶望的な状況に陥っていました…
やっとこの章で敵ですが、ロボが出てきました。それでは。




