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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
110/220

episode:026 感じた思い

今回は、ルラ視点。

…思えば、あの時から気になっていた…。


 episode:026 感じた思い


 マンジャノ ゲリラから、ブルー レジスタンスと合同の作戦があることを聞かされて、僕達はそれぞれ思い思いに、合流場所に向かっていた。新人もいるとのことでレナートは可愛い女の子がいないかと言い、メイレンがそれを聞いて呆れヨハンナはどんな子達かしらねぇと笑っていた。イナとゼノンは相変わらずの無反応。


 …正直、僕もあまり興味はなかった…そして、合流して、アル達の傍にあれが新しい新人であることは分かった。……そして、自己紹介を終え、ブルー レジスタンスの連中は僕達の戦艦にHrw-を乗せて、作戦に向かうことになった…。途中で、シズクとか言った奴の事が気に食わなくなり、少し、シズクに向かっていろいろと言ったら、リチャードとか言う奴に、睨まれた……メイレンの鉄拳が頭に思いきり降り注いだ…あの馬鹿力め…。その後は、警報がなり、デザート・アーミーと遭遇…しかも、運が悪いことにあの、砂漠の蠍、オルコット・サンドリアが来ており、ヨハンナの後に僕が標的にされ、吹き飛ばされた…気を失う直前、白い機体に庇われていた…。そして、目が覚めて廊下を出るとシズクがいた…。僕は御礼も言わずに、何故助けたのか聞き、彼女の答えに酷く驚くのと同じく……彼女のフワッとした笑いが、頭から離れなくなった。…そして、それが面白くなく、彼女にいろいろ言ったりしたが、彼女は、怒らずに困った顔をした。……その後もいろいろと言ったりしたが、困ったり、笑っていたりしていた。…ブラウとか言った、奴が偶に此方を睨むように見ていたが、気にしないようにした。

……そして、シズクとブラウが浚われたり、

……一年前の戦いで死んだと思っていたカズヤさんが生きていて、驚き、敵に廻ったことに信じられなかったりしたが、デザート・アーミーには、大打撃を喰らわせられた……カズヤさんは、生きてはいるが、撤退をしてしまい、今は何処にいるのかは分からない状態だった…。

その日の夜、明日は俺達はデザート・アーミーの残党を片付けるために、ブルー レジスタンスと分かれることになった…。シズクが、また廊下にいた…。僕は、初めてあった時に言ったことを謝罪した。シズクは、笑って許してくれた。


……シズクの笑顔が、凄く月と星に照らされて、とても、魅力的に見えた…


…瞬間、僕の胸は速くなり、シズクにそそくさと別れを切り出した……。メイレンに、前にシズクの事を聞かれたとき、シズクの事が意味もなく気になった事を話すとメイレンに呆れられた…。そして、メイレンに言われた事を思い出して

『アンタ、シズクの事なんでそんなに突っかかるのよ?……もしかして、気になるの?』

……あの時は、軽くあしらったが……今、思えば確かに僕はシズクの事が、気になっていた…そしてこの気持ちは、ずっと前に感じたことがあった…つまり、僕は、シズクが好きだと気付いた…。


 そして、翌日僕達は、それぞれ別れをしていた。…シズクは、ブラウと一緒にいた…差をつけたくなったため、僕は、シズクを呼ぶと……


 …彼女の頬に、口付けた…


シズクは、ポカンとしていたがブラウが反応を示してきたために僕は、勝ち誇った顔をすると、普段は無表情なクセにいっそう、強く見てきた…。彼女を後ろに隠して…。…僕は、ブラウに宣戦布告をしたんだ……。シズクが好きなのは、お前だけじゃないと……ブラウも、思えば無自覚に気のある素振りをしていた…。そして、移動中のマンジャノ ゲリラの窓から、空を見ると、二人が声を掛けてきた…

「……あんた、やっぱりシズクの事気になってたのね…」

「…でも、シズクちゃんにはブラウがいるわけだししかも一緒だから、……お前、不利じゃね?」

メイレンと、レナートが言うが、僕は二人に向かい、

「関係ないよ…それに、遅れなら取り戻せばいい……それに…」

「……それに?」


「…まだ、僕が負けたわけじゃない」


そういって、僕は良く晴れた青空を見た…


……また、会おうシズク。それと…ブラウ…シズクは、僕が振り向かせてみせる…。 


そして、僕は二人より先に部屋の中に入っていった…

ブラウ君のライバルその1。今回はルラ視点でした。……また、いずれはマンジャノ ゲリラを出したいと思います。…因みに前の竜斗はその2ですね。


……シズクったら、いつの間にか三人に思いを寄せられています……とにかく、次からは学園編を書きます。では

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