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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
109/220

episode:025 蠍

ブラウ視点 ラストです。

…やはり予想はしていたが…


 episode:025 蠍


 俺達は、囲まれていた…。シズクがコウヤに連絡をしてくれたと言ったが…俺は、目の前のグレーの機体を見る。……武器は、銃剣しか無いのが心許ないが仕方ない…。…シズクはカズヤの相手をしていた。…必然的に俺は、オルコットと戦闘をする事になる…。俺は、銃剣を構えた…

「……君は、何故戦う。…見たところ訳ありのようだが…」

「……言う必要はない……現に、俺はそれしか知らない……」

「……そうか……なら、行くぞ…」

…そして、オルコットが蛇腹剣で俺を鞭のように当てようとするが、何とか避けて銃剣を構えて撃つが、オルコットも軽く避けた所で、俺にまた攻撃を加えようとするが、その隙を狙って銃剣を振り上げた。……どれだけ、攻防を繰り返しただろう。遂に、オルコットの攻撃を直撃で喰らった。…そして、オルコットがトドメを刺そうとしたところに……刃と刃が合う音がし、見ると……氷雨が、庇いストームが遠く離れた敵を攻撃していた…そして、シズクの方を見ると…アウルが庇う形で雪桜の前にいた。


 そして、俺はヴァッサーを取りに行くためにリチャードの提案に乗った…カズヤはヨハンナ達に任せたらしい……そして、俺はマンジャノ ゲリラに着くと直ぐにヴァッサーに乗り換え、シズクに切りかかってきた機体に、ライフルランサーを向けた……


 暫くして、オルコットが此方に来ていたために、俺達二人が相手どったが……やはり強い…俺達は、先程の連携を崩され、岩に叩きつけられた…。オルコットが、シズクに話をしている…雪桜は、ハルバートを下げ……たと思ったら、オルコットに接近戦を持ち込み、一時期は押し勝っていたが、跳ね返された反動でハルバートが雪桜の手から遠くに飛んでいった…。ナイフを持つが、やはり暫くするとオルコットがナイフを飛ばした……この距離では、ライフルランサーが使えない…しかし、最後のライフルを飛ばした時に、隙が出来、ライフルランサーを射撃し、そして、手持ちが無くなった雪桜に…


 「シズクっ!!これを使えっ!!」


ライフルランサーを手渡した。それに気付いたオルコットが阻もうとすると、俺は直ぐにハンドガンを二丁取り出し、格闘戦に持ち込んだ…が、オルコットの攻撃でライフルランサーが高く上がってしまった…しかし、雪桜が取りに行く隙を作り、俺はオルコットを攻撃しライフルランサーを手にした雪桜に、射撃され、そして…


 …ライフルランサーに突き刺された…


…そして、オルコットはシズクと話すと穏やかな顔で、目を閉じた…。その後は、オルコットの遺体を燃やし、骨をサハラ砂漠に撒き、カズヤが撤退したり、マンジャノ ゲリラと別れたりと忙しかった…あの後、メイレンに凄く謝られたがあの時の状況を言うと、御礼とまた、謝罪された。そして、いよいよ帰ろうとしたときに……ルラが、俺に向かって言った…

「アンタ、シズクの事どう思ってんの?」

「……は?……何なんだいきなり…」

「…ふーん…ま、別に良いけど」

その後に、シズクの頬に口を付けた……。何故か、完全に面白くなくなり、シズクを後ろに隠すと、コイツは勝ち誇った顔をした…殴りたくなった。無償に特に理由もなく。…そして、別れを済ませシズクの頬をハンカチで拭った。…シズクは、不思議そうな顔をしていたが…


 そして、アル達と合流し俺とシズクはレティシアに抱き締められた…その後、アルから二人で今回のことで説教された…。正座というのは辛い…解放された頃に、艦長から任務が言い渡され、シズクの顔が明らかに変わった…俺は彼女の様子が違う事に直ぐに気付いた…

 

…そして、俺は、この任務で彼女の事を知ることになる…シズクの過去を…

 

と言う訳で、次は別視点を書きます。


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