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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
107/220

episode:023 無自覚な思い。

今回は、少女漫画要素あり。

…今、俺はサハラ砂漠にいる。


 episode:023 無自覚な思い。


 今俺達は、マンジャノ ゲリラに乗っている。そして全員と自己紹介を終えて、さてどうするかとなった時に、警報が鳴った…なんと、敵が現れたらしい。…俺達も直ぐに機体に乗り、敵を迎え撃つことになった…因みに数は…30。どうやらデザート・アーミー

だという。…途中でイナと言った、女がシズクの機体に反応したが…少し気になった。


 そして、迎撃をしている時にそれは現れた。…因みに俺達は砂漠馴れしてないためにマンジャノ ゲリラから離れないように戦っていたが…ゼノン達が、ざわついた…どうやら、デザート・アーミーの頭が何故かここに来ていたらしく、ヨハンナに攻撃を仕掛けたが、かわされた。そして、ルラに…あれは、蛇腹剣か…それを振り上げて、シズクの入る方向に吹き飛ばした。そして、トドメを刺そうと振り上げたが…シズクに受け止められた…。通信で、彼を下げてと言われために一旦引き下げた。

 

その後、俺はルラをマンジャノ ゲリラに乗せた後、シズクの加勢に行こうとしたが、敵が撤退したとのことだった。…そして、シズクの話に恥ずかしがって、ミレーヌの後ろに隠れていた。…少し、シズクの反応が新鮮だったために見ていたが、イナがシズクのHrw-のタイプを話し始めたために、話が変わった。……どうやら、彼女のタイプは新しいタイプらしい。…俺の機体と似ているなと今更ながらに思った。…そして、あのルラとかいうのが最近シズクに関わっているのが…何となく面白くない…シズクに聞くと、あの日の夜に話をして以来らしい…初めて会ったとき、シズクに辛辣だったのに…どういう事なんだ…?…何故か胸が…落ち着かない…。


 そして、数日後に旧マリにたどり着くと俺達は分担して、俺はメイレンと、シズクはゼノンとコウヤはイナと組んだ。…シズクと組むのがゼノンで良かったと安心したのは…何故だ?

 ……最近の俺は、良く分からない…何故?どうして?分からない。…こればかりだ。…しかも、シズクの事についてばかり…しかも、彼女の事を考えると落ち着かない…彼女に買ったネックレスを彼女がしているのを見ると嬉しい…とか…他の奴と話しても何とも思わないのに、ルラと話している時だけ…苛つくとか…何なんだ?この気持ちは…分からなさすぎて頭が可笑しくなる…こんなのは、施設では教えて貰えてない…。俺が、何も話さなかったことに疑問に思ったメイレンが、売店で食べ物を買ってくれた。…ちょうど、昼頃だったんだろう。腰をかけられる所で一緒に座って食べた…。暫くすると、メイレンが、声を掛けてた…。

「ね、何か悩んでるの?…もし、良かったら話してみない?」

と、メイレンが聞いてきた。…俺は何故かこの時だけ、シズクに対しての自分の気持ちを話してしまった…。いつもの俺じゃ、考えられない行動だった。

そして、

「……と言う訳なんだ…何故シズクの事ばかり気にするんだか分からない…」

メイレンは、顔を手に当てて

「……これは、ルラと良い勝負ね…」

メイレンは、俺を真っ直ぐ見て

「ねぇ。例えば、シズクが笑っていたらどう思う?」

…考えてみた。…顔が赤くなるが同時に嬉しいと思う…。答えるとまた、次の質問が来た。

「…じゃあ、泣いてたら?どうする?」

…思考した…。…ワケを聞いて、大丈夫だと言って…手を握りたい…答えると、メイレンが

「無自覚かっ!!君もルラも!!」

…と、言われた…そして、メイレンは気を取り直して、

「ごめん。…じゃ、最後ね。シズクの事可愛い?」


 ……俺は、固まった…確かに、シズクは俺より小さいし、鍛えているとはいえ細い。…頭を撫でると目を瞑って嬉しそうにするし、…甲板で、あの時笑った顔を見て……


「…笑った顔が、嬉しそうにする顔が一番可愛いと思う…少し、怒った顔も…泣いた顔も…だけど…一番は…顔を赤くしながら笑った顔が一番可愛いと思う…。」


俺が、言うと何故かメイレンが顔を赤くしていた。

「……ベタ惚れじゃないですかーやだー…しかもこの子無自覚だよ。…これは時間かかるな…」

「………?」

良く、分からないが食事を終えて、偵察の続きをする事にした…。…ところで、この気持ちは何なんだ?メイレンに聞いたら、自分で知ってこそ価値があると言われたが…結局分からずじまいだった…

…前回が狂気なのに今回は純粋だよ!!

…ブラウ視点、今回はざっくりと書きましたがまだ続きます。後は他の人目線もやります。では

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