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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
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episode:021 残骸のノクターン

紅条様、ラストです。

…その日の夕焼けは美しかった…


 episode:021 残骸のノクターン


 私が、決行したのは雫の事があったからだ…。私はまず、雫を見送った後に家に帰って直ぐに調べた。…今更かもだけど、私はお父様に頼んでまずは探偵を雇って貰い調べて貰った。

 ……お父様は何も言わずに私のやることを了承してくれた…今思えば、多分私のやることを分かっていたんだろう…。お母様は、私に無茶をしないでと言った…そして、調べている矢先、私と親交がある茶山様が突如、学園に来なくなった……私は、嫌な予感がして茶山家に行けば、……茶山様は勘当され、何処かに行かれたと

。私は、茶山家の当主に訴えたが、彼は小娘の話など聞く気は無かったんだろう。丁寧だが、あしらわれてしまった…後で調べて貰って分かったが

 

 ……彼女は、ある好事家に実質売られた形だった、そしてその好事家が数日後何者かに惨殺されたとニュースになり、茶山様の安否は分からずじまい立った…。…私は此処でも、彼女を救えずに悔やんだ……。

そして、今度は燈樹さんだ。彼女は黄院家の宗家と分家に挟まれていた。…分家側は彼女を排斥しようと、宗家側は守ろうとしたが、分家の手が及ぶ一歩手前で私達、紅条家が彼女を宗家側から燈樹さんを暫く預かりたいと言って、分家から遠ざけさせた…流石に私達紅条家が、申し出れば断れない事を利用して…。因みに理由は彼女と交友を深めたいと思って…私は、何とか彼女は助けられた…彼女は最初は警戒していたが、今では友達だ。後、宗家側から感謝された。…曰わく、当主候補の一人が彼女を好いていたと…確かに燈樹さんは薄茶色ボブヘアの、目が焦げ茶の可愛らしい方だ。…納得したが…

ー…あれ、ベタ惚れだったわよ…ー

と、笑った。そして、

次は灰沢先生。彼女は、事前に私達の無実を調べていた。…そして理事長先生に頼んで彼女が写っている所業を手に入れたが何処から聞きつけたのか黒瀬先生が来て、言い合いになりそれを渡すように要求されたが断ると、奪い取ろうとしたと…先生、良く許そうと思いましたね…。私が灰沢先生を探している時に、通りかかり大声を出すと黒瀬先生は驚いたのか怯み、灰沢先生を引っ張り人気の多い場所まで連れて直ぐに自家用車に連絡をして、先生を強引に屋敷に連れて行った…黒瀬先生は追っては来なかった…灰沢先生に、謝罪をすると先生は分かったのか笑ってありがとう、紅条さん。と言ってくれた。…先生が一番、証拠を持っている上で危ないと判断して、燈樹さんと一緒に屋敷に保護した…。彼女には学園を休む事になるために、燈樹さんの家庭教師をして貰っていた…。燈樹家から家庭教師代を貰っていた。燈樹さんも私の家にいて貰った。分家が何をするか分からないからだ…灰沢先生が、理事長先生に伝え了承して貰ったと言って。因みに有休を貰ったと。

……そして、探偵及び私や協力してくれた達が調べた結果…


  彼女は、自分の家で誘拐犯及び暴行犯を雇い、自分で出来る事は、自分でやったと…はっきり言って自作自演…そこまでして、ゲーム通りにしたかったのかと戦慄した…。


…そして、私達が断罪される最終メインシナリオ。生徒会の恒例行事、体育館ホールにて私達は生徒会に呼ばれた…つまり、此処で悪事がバレて追放。私は前にも言ったように刺され、燈樹さんは勘当。灰沢先生は退職、学園を去り、茶山様は…上の通り。

…因みに、このシナリオでは蒼宮 雫はいない。彼女は、逆ハールートには出てこないからだ。…多分、莉梨花は、それを利用したんだろう。…本来なら私が彼女を襲うように仕向けるのだから…。でも、違った為に…

…私は、息をついて外を見る…そろそろ、夜になる…私は、これからお父様達と食事をしに行く…因みに、燈樹さんは、今は宗家で幸せそうに花嫁修行を受けている。宗家の皆さんが厳しくも優しく教えてくれると。灰沢先生は、私達が学園を卒業したら海外に留学するとのこと…黒瀬先生は、ま、いいか。

…私は、楽しみに思いながらお父様達の元に向かった……


ー…しかし、これは序章に過ぎなかった…この数ヶ月後に、私達がいる学園が、反政府組織によってあんな事になるなんて、私には知る由もなかった…ー

ここで、取り敢えずは紅条様は終わりました。そして、まだ閑話は続きます。それでは

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