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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
100/220

episode:80 お話し

今回はその後の話です。

…その後私達は…


 episode:80 お話し


 機体から、オルコットさんの遺体を私達はアフリカの大地に燃やした。…残った骨はサハラ砂漠に撒いた。彼が、アフリカにいられるように。

そして、メイレンさん達と交戦したカズヤは…イナさんから聞いた話だと自分達と話した後に、最後に離脱をしたらしい。

 …ヨハンナさんは、またどこかで交戦する可能性を考えていました。…皆さんの顔は何かを決意した、表情でした。

そして、人類統率軍が補給施設を制圧した事を聞きました。話によると彼等は後方部隊で、先行部隊の変わりに急遽スザンナ艦長と作戦を練り、私達に敵の本拠地に行くようにしたとのこと。

 …よく見ると、本拠地に来た人類統率軍の人は補給施設制圧の作戦よりも多かった。…スザンナ艦長曰わく、アフリカの人類統率軍は『無国籍』に対しては同じ敵を倒す同士と思っており、補給施設の制圧は少人数で出来るから後の兵はマンジャノ ゲリラに加勢するように急がせたと…何とか間に合ったとのこと…その後、私達を見ると彼等は遅れてしまったことを謝っていたが、私達は来てくれて助かった事を伝えると彼等はそれは自分達が言うべき台詞と…オーストラリア支部の人とは違うことに私は驚いた。

 因みに、オルコットさんの遺体については彼等が許可をしてくれた。……人類統率軍の人もその方が良いと…

……一人の人類統率軍の女性が私に気付いて絆創膏をほっぺたに貼ってくれた…私は、お礼を言うとニッコリ笑い、頭を撫でてくれた…。

 そして、マンジャノ ゲリラは、この後は別の任務があるとの事で、明日近くの旧チャドで停泊する事になった。

「アンタ、眠れないの?そんなとこにいて。」

私はルラさんに向かって振り返った。…ルラさんは今、私と前に夜会った場所にいた。…私はまた眠れなくなったので、窓から空を眺めていた…

「はい…何だか…眠れなくて…星を見ていました…綺麗ですね…」

「……確かにな…」

私達は互いに黙ったまま、夜空を見ていた。するとルラさんが突然、

「ごめん、悪かった」

「………えっ?」

私は、突然何を言われたのか分かりませんでしたが、彼が初めて会った時に言った言葉を謝っていたと彼自身が教えてくれました。私は、

「はい、気にしてませんから。」

彼は驚いた顔をした後、

「……アンタ、怒ってないの?」

「だって、私は皆さんと比べると弱いと言うことを自覚してましたし。」

私は、そういうとルラさんは

「……アンタは…シズクは別に弱くない…だから…アンタにああ言って、一緒にいて分かって…僕が見た目で判断して…正直恥ずかしくなった…本当に弱いのは、僕だったんだ…だから、ごめん…」

……彼なりに、きっとそれ以外に思うことがあったんでしょう。私は彼を見て

「はい、分かりました。」

と、言って笑いかけると…彼は、

「………っ!嘘だろ…」

顔を逸らしました……私、何かしましたか?

「あ、いや…何でもない!とにかく、それが言いたかったんだ。…悪かったな…お休み!!」

「え…はい…お休み…なさい…」

私は、走っていくルラさんを見送りました…。大丈夫でしょうか?…私はもう一度空を見て、部屋に戻り眠りにつきました。

……私は今夜、久しぶりに、ゆっくり眠れました。

人類統率軍にも、良い人がいるという事です。そして、絆創膏の人はシズクが、ほっぺに怪我してたので張りました。…因みに彼女、子供が大好きで現地の子達に文字や遊びを積極的に教えています。勿論許可を得て。なので、シズクの頭を撫でたのはそのためです。 

……ルラの反応は…何ででしょうね…(・∀・)


まだ、少し続きます。それでは


あ、今回で100話ですね!

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