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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第一部 それは、始まり 第一章 プロローグ
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episode:01 紅条 椿

今回は閑話です。

…これは私がまだ、小さい時の話だ。


  episode:01 紅条 椿


私が、2歳の頃に唐突に記憶を思い出した。私は確か前世ではごく普通のOLだった。死んだのは急な病で呆気なく死んだのを覚えている。見つかったのは最早手遅れだったため、私は死を受け入れベッドで家族や友人に見守られて死んだ。だが…


 ー…私は今、何をしているのだろうか…ー


多分、今はお昼寝の時間だからだと思うがベッドで私は寝ていた。そして自分の今の名前を思い出した。


ー…紅条 椿…確か乙女ゲームのヒロイン、彩村 莉梨花の攻略キャラのライバルキャラ…ー

 

私はあの、school・princess/君は僕のお姫様 と言う寒々しいタイトルの付いた、あのゲームに悪役令嬢として転生したらしい。攻略キャラは隠れを含めて五人。全員が、赤、青、黄、白、黒とった具合に色が付いている。因みにライバルキャラもそれと同じく、紅、蒼、燈、灰、茶としっかり色分けされている。私は取りあえず、今現在は何も出来ないから、大きくなるにつれて自分なりに頑張ろうと決めた。


  ー…しかし、私はある変化に気付いた…ー


それは私が10歳の頃だ。言い忘れていたが、このゲームは近未来が舞台らしいがそれもほんのオマケぐらいな、プロローグで語られるのみである。私が異変に気付いたのは、リビングの机の上にある父の資料を偶然呼んでしまったからだ。


 ー…無国籍と反政府組織のこれからについて…ー

私は目を疑った。だけどそれだけじゃなくてよく読んで見ると私が知っている言葉が並んでいる。


 Hrw-シリーズの説明、反政府組織の一つ、シュバルツ・レイヴンの行方、そして無人島の送る物品などが書いてあった。私は父に渡すと父は私が読んでいたのを知らないのか、これは大事なものだから、見たらダメだよ?でも、届けてくれてありがとう。と、いつものように優しい笑顔でそれを持っていった。

私は部屋に着くと、ベッドに倒れ込み枕に顔を押し付けてもう一つの言葉を思い出した。


 ー…ブルー レジスタンス…ー


ー…私が、前世から見ていたロボットアニメのタイトルの名前だった…ー

まだまだ閑話は続きます。

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