大変なのでございます!
長月 三十日
昨日、友親さまがお帰りになられて私に凄い事をお話しをされました。
それは、あのお姉さまが鷹明様と婚儀をされたと言うのです。
私は本当に信じられません!そして、咲さんも康紀様からお聞きになったらしくて真実を確かめに今日、鷹明様のお屋敷に参りましたの。
すると、お姉さまは鷹明様の事を「旦那様」と仰っているではありませんか!!
後から咲さんと康紀様がお見えになられて、私達と同じように信じられないものを見るようでした。
友親さまがお姉さまに「いつ?婚儀をされたのか。」とお聞きになられました。
すると、「知らない。いつのまにか婚儀をしていました。」と仰いました。
私達は声も出ず・・・・何て言えば良いのか分かりませんでしたわ。
そして、咲さんも驚かれていた様子でした。
それにしても・・・・お姉さま。私と咲さんに黙っておられて水臭いですわ。私、悲しい。
でも、お姉さま。婚儀をされてからはしおらしくされておられました。
私と友親さまの婚儀後も同じだったのでしょうか?キャー!恥ずかしいですわ~~~
でも、でも・・・・何か変だったように思います。だって、いつものお姉さまではなかったですの。
咲さんは何も仰らなかったけど。
そして、友親さまと康紀様は「お姉さまとの婚儀」について鷹明様の所へ聞きに行かれました。
詳しく話しをされたそうです。
何故か?お姉さまは塀に上がられておいでだったそうです。そして、そこから落ちられたようです。
でも、何故、塀の上なんかにおられたのでしょうか?不思議ですわ。何かあったので御座いましょうね。そして、その時から御病気になられたと聞きました。
お姉さま・・・・お可哀想ですわ!
もしかすると・・・・・いいえ!そのような事は御座いません!でも、もしも・・・月からお迎えが来ていたとしたら・・・・・私の考え過ぎですわよね。お姉さま!
また、御病気のお見舞いに行きたいと思います。「また、」ではなく毎日でもお伺いしたいですわ!
今度、伺わせて頂く時は何をお持ちすれば喜んで頂けるのでしょうか?