お姉さま御夫婦の旅
吉日
お姉さまと鷹明さまが「新婚旅行」と言う旅に行かれる事をお聞きしました。
羨ましいです。
でも、期間は四日間だと言うことも。
四日間では何所へも行けないように思います。
私だったら十日間は行きたいですの。
でも、鷹明さまは友親さまと違って忙しい方。
四日間の休日をお取りになる事も大変だったと思います。
素晴らしいですの。鷹明さまが。
お姉さまのために、忙しいお身体に無理をしてまでもお姉さまとのお約束を守られてお優しい方。
それに比べて、友親さまは・・・・私の事をどう、思っておられるのでしょうか?
友親さまの心が知りたいですの。
今、お姉さまは旅の途中でしょうね。
きっと楽しいと思います。
私も行ってみたい。
友親さまはどうでしょうか?
私と一緒に行かれるでしょうか?
私はまだ、一度も旅に行った事がない。
私も行きたいです。
一度、友親さまに問うてみましょう。
文月 十日
私は友親さまに聞いてみました。
お姉さまのように旅に行きたいと。
すると友親さまは無言でした。
何故、何もお話しになられないのか?
悲しいですの。
(余談。友親)
今日、楓から旅の話しがあった。
凛殿と鷹明が「新婚旅行」に行っていると言う。
たしか、凛殿が婚儀前に鷹明と交わした約束だったな。
やはり、楓から出たか!
俺はきっと楓の「お願い」に負けて行くだろう。
だが、鷹明はこの旅は四日間だと聞いた。
四日間で何所に行けるのだ?
忙しいだけではないのか?
俺だったら十日は休暇が欲しい。
でも、今は鷹明が居ない宮中は大変なのだ。
楓よ。今は旅どころではないのだ!分かってほしい。




