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OP.SonicArrow 6

適当な所で区切ったら短くなったでござる





















まず敵1番機に対しアムラームを2発撃ちかけ、難無く回避される。反撃としてやってきたR−27ミサイルはネメシスの奇襲によって無効化、その時点でF−22Aラプターの存在が公になり、以後、無駄に上空を警戒する敵と近付いたり離れたりの中距離戦を続けている


『突出してた部隊の撤退完了、後は後続に任せといても大丈夫だぁねー』


地上を這い回っているスキュラ隊から報告が入り、ほどなくしてアトラスからも通信網正常化の報。祭りは終わったらしい


となると、明確な脅威が残っているのは我らアトリア隊のみとなった訳だ。大トリを頂けるのはありがたいが、それでスコアが変わる訳でも無し


「俺が囮になるってのはどうだ?」


『過剰なまでに警戒されてる、これじゃ効果が上がらない』


前回の奇襲はそこまで恐ろしいものだったか、得意な格闘戦を捨ててまでラプター封じにかかっていた。距離を置いた戦闘の場合、電子支援等でガチガチに固めたイーグルの方が有利になってしまうのだが


ともかくこれで奇襲は不可能、正面から戦って倒すしかない。そうなると見かけ上1対2、戦闘機同士の空戦において致命的である


『囮なら私の方が適任』


「そうか?」


ずっと上空に陣取っていたラプターがフランカー2機に向かって降下を始めた。降下角度はほぼ90度、まさに猛禽類


「おーおーおー」


眼前を灰色の物体が通り過ぎていっただけであんなに取り乱すだろうか、編隊飛行は崩れ、逃げ惑うように散開していく


これならいけるか


「でもそれ囮じゃないだろ」


『攻撃的な囮』


「…………いや囮じゃないだろ」


散り散りになった2機の間に割って入り、1番機の方へ機首を向けた。その間ネメシスは失った高度を取り戻すべく上昇に移り、ついでに2番機を威嚇、イーグルから遠ざける


また逃げられても面倒だ、1機ずつ確実に


「飽和攻撃だ、交互に行くぞ」


『了解』


まずサイドワインダーを1発だけ放る、これは絶対に当たらない、回避行動を取らせ隙を作るための投資


敵の右後方から追尾を開始したサイドワインダーは独特の蛇行を見せながらフランカーの尻を追いかけ、しかしフレアに釣られてしまった、あさっての方向へ飛んでいく


直後、サイドワインダーより一回り大きなアムラームが上空から飛来、回避直後の敵を突き刺しにかかる


取った、と思ったが、途端に敵機体が縦滑りしだした。鶴お得意のコブラに高出力エンジンが組み合わさり体勢そのままで僅かに垂直上昇、その急制動と位置ずれについていけず、アムラームもあさって方向へ


『お前ら、破産するぞ』


「構うな!!次でしまいだ!!」


前回は最新かつ輸入品のアムラームを8発ほど乱射したが、今思えば計理士が失神する値段だったはずだ。今回は10発持ってきているので、2機相手に撃ち尽くしたとあったら確実に卒倒される


後方からサイドワインダー、上空からもアムラーム。しかしそれでも諦めなかった、失速寸前まで落ちた速度を垂直降下で取り戻し、これでもかとフレアをぶちまけてサイドワインダーを無効化、反転急上昇でアムラームを


『ち……』


回避する直前、ラプター自体が降ってきた


獲物を急襲するように真上を取り、すれ違い様にバルカンを発砲。本当に必要最小限で、トリガーに軽く触れた程度の十数発が飛び出してフランカーのエンジンに命中、グライダーと化して滑空していく


『1機撃破』


「……いや、それはいいけど、今なんか舌打ち聞こえなかったか?」


『…にゃー』


「うるせえよ」



ミサイルアラート、ネメシスに追い払われてから必死で戻ってきたようだが、味方の援護には一歩及ばず、とにかく反撃しようと撃ってきたらしい。申し訳ないが、最近の戦闘機は後ろ取られたくらいでは落ちないのだ


極至近距離まで引き付けて、フレアを撒きつつちょっと機体をブレさせるだけ。危険すぎて誰も使わないくらい難易度が高いが、慣れてしまえばこれ以上のものはない


「さあ、袋叩きタイムだ」


過剰なまでにラプターを警戒している事もあって、Su−35に前回ほどの脅威は感じず、付け加え軽くフォローしてやるだけで敵を叩き落とす僚機、負ける要素はまったく無かった



というか、その警戒をくぐり抜けて急襲を成功させるネメシスは本当に人間なのか



『アムラーム発射、追撃を』


「おう」


今度は下から。ラプターと敵機の位置を把握してから5秒後の状態を予測し、捻り込みながら降下


目の前にフランカーが現れた


『お疲れ様でした』


「おーう」


発砲、着弾、爆発。パラシュートがひとつ広がる



『制空権を確保、繰り返す、制空権を確保した。これより目標をステート空軍基地に変更、爆撃機を侵攻させる。燃料に余力のある部隊は前進して空域の安全を……』


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