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crawling chaos 2

















「逃がした獲物はでかかったらしいな、急いで部隊再編し始めたぞうちの司令官」


「確かにね、迎撃兵器レールガンさえ無ければ飛行戦艦は完成しない訳だし。でも作り直すんじゃない?」


「試作品のパーツを付け替えるだけならすぐ終わっちまう。要は軽量化できればいいんだからな、それで済ませる可能性もあるだろ」


「……それで、追うの?」


「追うぞ。ただいちいち本国からの指示を待ってる訳にもいかん、完全に本隊から独立して最初にまとめて権限を与える。そうなるとPMC中心編成だろうな」


「そんな戦力あるの?」


「他の戦場から集めてくるだろ。俺らは運が悪かっただけで、他はほとんど無傷なんだからよ」


「ふうん…まあここで足止め喰らうよりはいいけど。出発はいつ?明日?」


「4時間後」


「バカじゃないの?」


「すぐ戦闘状態に移行する訳じゃねえよ、他の部隊と合流しつつゆっくり移動する」


「だからって運転手は……」














「…………」


それは怪我人を囲みながらやるべき会話なんだろうか


地下施設から脱出できたのは2時間前。まずストライカーと合流して安全地帯に落ち着き、輸血パックを取り寄せる。血液型はAB型のRH−だった、血液があるとか奇跡すぎるだろ


そしてそのパックで車内に寝かせていた橙髪に血を補充させる。レオンとユリアナはそれを囲みながら会議を始めていた


普通の病院ではありえない速度で輸血を終わらせ、現在は包帯を取り替えるための準備中。そのため患者を挟みながら話し合う事になったのだが


「移動だけならなるとかなるか…」


準備が完了したらしく、ユリアナが橙髪の衣類を剥き始める。見てはいけないような気がして明は背を向けた


「あれ…?」


「ん?」


いきなり疑問文を出すので振り返りそうになったがなんとか思い留まる


代わりに耳だけそちらへ


「傷塞がってる」


「何だって?」



ハサミか何かで布を切る音と、人の頭を殴る音。レオンが後頭部を押さえながら出ていき、少しして視界内に投げられた血染めの衣類


「はい、もういいわよ」


言われて振り返ると、橙髪は迷彩服を着させられていた。白と黒で構成されているから寒冷地用迷彩だろうか


ボタンが外れた場所から素肌が見えていたが、外傷らしきものは見当たらない。つい数時間前まで瓦礫に埋まっていたはずなのだが


「痕跡すらないってどういう事なの?」


血が補充され血行がよくなったためか顔色はそれほど悪くない。だがそれは関係ないだろう、単に輸血しただけだ


通常、傷は完全に塞がるまで数週間かかる。個人差はあるだろうが、数時間で治る道理もない


「魔法でも使ったか?」


「ああ、それ可能性あるかもね」


「まぁ実在すればの話だけどな」


「そうねーはははは」



2人して笑い飛ばしてみる



「はは……っていう所でほんとに実在するからたち悪いのよね……」


「HA?」


何か意味のわからない事を言った気がする


「この戦争終わったらクロスフロントあたり行ってみなさい、まだ絶滅してないはず」


「え、いやちょっと待て、魔法あんの?」


「文化保存として残ってる程度だけどね、前の戦争じゃ戦闘にも使われてたとか」



寝耳に水だった


魔法ってあれだろう、主にファンタジー小説で用いられる非科学的現象の事だろう。教養の無い明にとっては『万能な存在』という印象しかない


しかし、それが絶滅寸前?


「なんで?」


「汎用性が無い、誰にでもできる訳じゃない、特別な訓練が必要、費用対効果が壊滅的、どんなに頑張っても射程距離が足りない」


おもむろにSCARを拾い上げ、弾倉から7.62mm弾を出す。その金属片は1個数円で、人間を軽く殺せる威力を持つ


「だったらこれを大量生産した方が手っ取り早い訳よ」


ボロクソ言われたものだ


「とにかくそれはいいでしょ、目下の問題は……」



未だ目を覚まさない橙髪を見る


傷は消えた、輸血もした、服も着替えた



「起きろ」



ばっちーーーん!とひっぱたかれた



「えーー……」


なんとも乱暴な


さすがに殴られれば覚醒状態まで持って行かれるようだ、はたかれた瞬間に激しく痙攣して一気に起き上がった


「!?…?……」


いきなりだったので完全に混乱している、オレンジ色の頭髪を振って周囲を見回し、腫れた頬を押さえつつやや涙目


そうしたら明と目が合った


白黒の迷彩服で、髪も乱れているものの、正面から見るとかなりの美人と言える。それにじっと見つめられているのだから何か落ち着かない


向こうといえば数秒間こっちを凝視した後


「ミネバ・ザビに似ている…」


とのたまった


「はい落ち着けー」


ユリアナが橙髪越しに背中をさすりつつ深呼吸を指示。吸って吐いてを繰り返す


30秒ほどでだいぶ落ち着きを取り戻したらしい、瞳が正気を取り戻しようやく状況を理解。乱れた髪を手櫛で直す


「ホールドアップ」


そして拳銃を突き付けられた


「再度混乱させてどうする」


「忘れないで、こいつは地下施設内であの惨劇起こした犯人かもしれないのよ」


そこで上り下りに使ったチェーンが再登場し、橙髪の手足を縛っていく。鎖じゃ痛いだろうに


「その気になったら私達なんて5秒もたない(可能性がある)んだからね」


「だからって今の緩急は……」


「さあ、まずはこの綺麗な髪を維持する方法を教えてもらいましょうか」



ユリアナが暴走を始めた



「いや…あの…?」


「シャンプー何使ってるの?」


「え…特に決まってねーですけど…」


「ふざけるなッ!!」


「あうっ!!」



なぜそんな尋問チックにする必要がある



結局、落ち着かせるまで数分かかった










----------

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町外れでテントを設営していた司令官から呼び出されたため車内に橙髪(拘束状態)を残して集合し、追撃隊編成の説明を受ける。それ自体は5分で終わったため情報収集にレオンを残し帰宅(帰車)、エレナが車体チェックを始め、マリアンは寝始めた


作戦開始、というか移動開始は本当に4時間後で、休む暇は無いとばかりに補給車が到着、弾薬、食料その他を置いていったためしばらくそれを積み込む作業に没頭する。ストライカーは完全武装の兵士8人を乗せられる容量があるため、丸1日戦えるレベルの物資が収容された



そうしてから、例の橙髪への質問タイムとなった



「名前は?」


「……いきなり難易度高いですね…」


手足の鎖をジャラジャラさせながら溜息混じりの息を吐く


名前言う事のどこが難易度高いんだろう、まさか本名が寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助とかではないだろうに


「……にゃ…」


鳴いた


「……ない…」


何が無いのか


「あげは……」


蝶?


「はい…ネアです、もうそれでいいです…」


ネア


その前の言い淀みが気になるが無視するとして、あまり聞いた事のない響きだ、少なくともこの近辺でそんな名前は無い


「あそこで何してたの?」


「…スニーキングミッション?」


「じゃあ、あそこで暴れてたのもあなた?」


「お恥ずかしながら…」


暴れてる時点で潜入活動スニーキングではない気もするが


そこまで話して敵意は無いと判断したのか、ユリアナが鎖を外す。痕のついた腕をさすりつつ伸び


「何のために?」


「あー…それに関してはこちらからも質問があるんですが」



レオンが帰ってきた。持っているのは大きめの地図で、他には何もなし。情報収集といってもそれほどたいしたものは入ってこなかったのかもしれない


ドアを開けて車内の状況を見るなり明へ向け親指を立ててきた、どういう意味だ


「あそこで作られてたものが今どこにあるか知りたいんですけど」


「……どこ?」


「海外沿いに東進する民間船がレーダーに映ったらしい。今偵察機を飛ばしてるが、さすがに民間船は撃沈できないからな、手は出せん」


だいたいの位置はここ、と地図を広げる


パラナを出てからそう遠くには行っていない、これが内地のクルスクを目指しているならあと2日といった所


「本当なら陸揚げされた直後に爆撃したい所なんだが制空権の問題で無理だ。だからPMC中心編成の特務隊を組むんだが。興味あるか?」


「え?」


「正規兵じゃなくて傭兵だからな、1人くらい簡単にねじ込める。そっちが希望するならここにいられるよう言ってみるが」


「ちょっと、まだ味方とは決まってないんだけど」


「敵ではないんだろ?」



それは恐らく間違いないが



目一杯詰め込まれた弾薬箱とレーションパックを脇に整列させ、明もようやく腰を落ち着かせる。ストライカーの収容量は運転手合わせて11名で、余っている半分を物資積載に回している訳だが、ジャベリンとスティンガーにプラスしてこれでは積載量オーバーの気がしないでもない。少なくとも寝るスペースは無くなっている


「……ん?」


橙髪改めネアがこっちを凝視していた


こう、こっちの顔を見定めるような


「あの、お名前は…」


「明、だけど」


「あ……違った……」


何が



と、そこでふと気付いた、こちらはまったく名乗っていない


ついでに喉渇いてるんじゃないかと思い物資の中からインスタントミルクを取り出す。水に溶かすだけで牛乳になる優れ物だ



「おい、自己紹介」


「え…ああそういえばそうね」



その場にいるのは6人、うちマリアンは睡眠中なのでいいとして、カップを5つ出して粉ミルクと水を注ぐ


しかし、女性比率高いなうちの隊


「ユリアナ」


「レオンだ」


自己紹介を始めた連中にカップをひとつずつ渡し、それらの後ろを抜け車外へ、さっきからずっと仕事しているであろうエレナを捜す


ストライカーの下に潜って絡まった草を取り払っていた


「飲み物いるかー?」


「いるー」


小さいのによく働くものだ、さっき倒れかけたとは思えない


何で未成年なのにこんな所で戦争やってるんだろう


「やっぱり疲れた時は甘いものですね」


「そうか、そりゃよかった」


素で嬉しかったらしい、数分足らずで飲み干してしまった


カップを回収して車内へ戻る、どうやらネアの666分隊参加は肯定的な方向で進んでいるらしい。レールガンなんか追っているとなると国の特殊部隊か何かなんだろうか


しかしそうは見えない。今は迷彩服を着ているがそれはユリアナの予備で、本当に着ていたのは長袖のシャツっぽいのとハーフパンツという超私服なのだ。火器なんて持ってなかったら民間人にしか見えない


話を聞くと、今は部隊編成をレオンが説明しているようだ


「PMCって国内の?」


「いんや、アルメリア。昔の金持ちの私設軍が母体らしいが」


「げ……」


PMCとは民間軍事企業の事で、まぁ要するに傭兵派遣会社だ


それはそうと、ユリアナはあの国に恨みでもあるんだろうか、露骨に嫌な顔をしている





「名前は確か…『星の知慧派』だったは……」




インスタントミルクの飛沫が舞い上がった




「げふっ…!ごふん…!…ッ……!!」


簡単に言うと、吹き出したのはネアで、直撃を受けたのは明だ


「ちょ…大丈夫!?体に響いた!?」


「いや違っ……あまりの奇襲に…ご…ごめんなさ……」


勢い余って激しく咳込んでいる


そのあと小声で何か呟いていた。聞こえた限りでは「解散命令はどうなった」



「…………」



顔、洗ってこよう























『アストラエア、機体に座標は入力されているか?』


「ああ、問題無い」


巡航速度と高度までHUDの数値を合わせてオートパイロットに設定する。そうすればしばらく操縦桿に触る必要はない。戦闘機パイロットも楽な仕事になってきたものだ、前の大戦では巡航するにも神経を使っていたというのに


『よし、全機の巡航状態を確認した、予定通りこれからの任務を説明する』


周囲を見回して味方を確認


左後方に僚機のF−15Cイーグル、TACネームはネフティスで、どこにでもいるようなお気楽パイロットだ。殺し合いという尋常じゃない環境で少しでも楽観したいから皆そういう性格になるのかもしれない


その更に後ろをF−16Cファイティングファルコン2機が追随し、逆に前方をラファールD2機が飛んでいる



合計6機の遥か後ろを管制機『アトラス』と、例のステルス機F−22Aラプターがついて来ているはずだが、戦闘機のレーダーは前にしか付いていないため確認できない。通信機から声が聞こえるのでちゃんといるのだろうが


『といっても今日は移動するだけだ、先程制圧したパラナの飛行場に着陸し、その後は状況によって出撃する』


パラナ飛行場は爆撃で穴だらけにしたはずだが、鉄板でも敷いたんだろうか


『飛行戦艦の中核となるレールガンがパラナを出てクルスクに向かっている事が明らかになった。これによりクランフォール全軍から一部戦力を抽出して追撃隊を編成、我々はこれに参加する』


『なぜレールガンを?弾道弾迎撃専用ならそこまで焦る必要もないでしょう』


『入手した敵軍資料に対地攻撃能力に関する記述が見られた、それも核を積んで、だ』


つまり核を迎撃するだけでなく核を撃つ事もできると


クランフォールもアルメリアから供与された小型戦術核を持ってはいるが、何の工夫もないただの爆弾なのだ、巡航ミサイル程度になら改造できるが、弾道弾を撃墜する相手にそんなものが効くとは思えない。そして音速の何倍も出るレールガンで先制攻撃されたら反撃すらも許されない


『急な編成なのでまだ部隊番号は与えられていない、だが『ハーキュリーズ』という通称を貰っている』



大袈裟な名前だ、そんなものミサイルにでも付けておけばいい


ハーキュリーズは『ヘラクレス』を英語読みしたもので、ある英雄の名前を関している。集団としての『〜ズ』とかけたのはわかるが、戦争に華やかな名前など必要ない


結局は自己主張の押し付け合いなのだ



まぁ、ついこの間まで自らが正義だと信じてやまなかったのは認めるが



「強行突破してぶっ壊しちまえばいいだろ、そこまで遠くはないんだ」


『そうだな、数十機のフランカーから爆撃機を守り切れるというのならそれでいこう』


「…………」


なんでそんなにいるんだよ


『詳細はデータとして送っておく、各自呼んでおいてくれ』


「……了解」




































「ちょっと待っててください、すぐ持ってくるんで」


作戦開始まで残り2時間、都市内のホテルに荷物を残しているとネアが訴えたため、徒歩で移動し現在ロビーで休憩中の荷物持ち要員明である


どこにでもあるようなホテルだ、1万もあれば1泊できるだろう、政府が援助しているような風ではない。本当に職業は何なんだろう、まさか好き好んでやってる訳ではないだろうし


それから傷が勝手に塞がった件についても不明のままだ、魔法とやらが本当に実在するならそれで説明可能だが、クランフォールとその周辺国では伝えられてすらいない、いや学校行ってないから詳しくは知らないが。となると文化保存として残っているクロスフロント周辺の出身という事になるが、それではこんな所で戦争やってる意味がわからない


しかし、魔法


「職業=魔法使い」


「いやそんな高位なものではねーです」



後ろに橙髪がいた



「呪いみたいなもんですから」


「解呪とかはできないのか?」


「現実の神父さんはそこまで万能じゃないので」



はい、とギターケースのようなバッグを渡された


かなり細長い、150cmくらいはある。ゴツゴツした中身は銃と予想したが、残りの荷物は違うサイズのバッグが2つと小さい旅行カバン1つ


比重が崩壊してはいないかこれは


「何と言うか、重武装だな」


「うんまぁそれに関しては自覚してんですが…これでも減ったんですよ」


ホテルからストライカーへ戻りつつバッグを少し開けて中身を確認


所有者が言うにはショットガンと軽機関銃、この細長いのは対物狙撃銃らしい。セガールかスネークにでもなろうとしてるのか


装備していたSMG2丁と合わせて、対応可能な射程距離は数mから1km超えだ、こうなると1人で何でもやれてしまう


「あらゆる状況に対して装備を変える事で対応してたんで。最盛期はブレードからランス通ってハンヴィー経由でアパッチロングボウまで」


なぜ刀から始まり槍行って車行って世界最強の戦闘ヘリなのか


AH-64D(アパッチ)となるとアルメリア出身が怪しいが、あそこの兵器は堤防が決壊したかの如くクランフォールへ流れ込んできているのだ、ここにいる以上、出身と職業の特定には繋がらない


「……意を決して聞いてみるが、職業は?」


「…………」


沈黙した


「……その…」


「うん」


「広義的に捉えると従者……え、つまり私メイド?いやいや普通にありえないし……」


「うんうん」


「そもそもそれは昔の話で、金稼ぎすることを職業と言うならば私はニート……あああああそんなどっかの火炎女じゃあるまいしぃぃ…!」


「うんうんうん」



とりあえず定職についていない事はわかった



「君は何でここにいるんだ」


「本当…何ででしょうね…」


常に戦争してないと死んでしまうような戦闘狂には見えないし、明確な目的を持っているようにも見えない



などと話している間に帰路のほとんどを踏破し終え、後は片側4車線の巨大幹線道路を残すのみ。もっとも、民間人は避難民として隣町へ大名行列したため、車の存在しないただの広い空間だが




「でも、まぁ、そうですね。生き続ける理由が欲しかったんです」


その幹線道路上で、静かな声が上がる


「もう落ちる所まで落ちちゃいましたから、そうなると世間がとても遠いものに感じてしまって。だったらこういう救いようの無い行為は救いようの無い存在によって行われるべきであって、まっとうな人間は少しでも助かるべきだと思うんですよ」




思わず見入ってしまうような微笑と声で、橙色の"それ"は悲哀を訴えた



「…………」



人間には見えなかったのだ、その思想、雰囲気、姿すべてが


なぜそう思ったのかはよくわからない、ただ声が出なかった


「なんて、何言ってんでしょうね私」


言い残して、早足にストライカーへ寄って行く



「…………?」



今の違和感は何だったのか、文章としての意味以上に何か重みがあった


普通の人間ではないのかもしれない




まぁ、とにかく今はあれに追い付こう

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