表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/17

なった本人が語る脳卒中とは?(偏見あり)

説明しよう!脳卒中とは自身の健康管理に関心を持たないか、いつまでも若いつもりでだらしないおっさんに、ある日突然襲い掛かる、おっそろしい病気だ!

まず脳卒中という大きなくくりがあって、その下に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血という区分に分かれる。

ときどき比較的若い著名人が、脳出血や、くも膜下出血で倒れてニュースになったりするよな。

運が悪ければ、普通に死ぬ病気だ。


(因みに俺がなったのは、実際には「脳出血」の方だ。

さらに細かく言うなら脳出血の中でも、「左被殻出血」になる。この時点では脳梗塞だと思っていたが。)


脳卒中になる原因は、ほぼメタボリックシンドローム。

すなわち高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、過度の飲酒、心疾患などだ。

(俺がこのうち、どれに該当していたかについては、また後で)


これらの要因によって限界を迎えた脳の血管が、ある日突然ブチ切れることによって起こるのが、いわゆる「脳卒中」。

血管が切れることによって、脳細胞が圧迫され、壊死してしまうのが具体的な症状だ。

ちなみに似た症状が、脳ではなく心臓で起こるのが、あの佐藤大輔氏の命を奪った「虚血性心疾患」になる。


大抵は高齢者がなる病気だが、間抜けな中年もたまにかかる。

なぜ間抜けかを説明するとしよう。だいたいの中年は、30代も中ごろから健康診断で苦言を言われ出す。

かといって生活習慣の改善、特に運動習慣については悪い冗談としか受け取らない。


そこで、40代になるころには、しぶしぶ血圧を下げる薬やら、血中コレステロールを下げる薬を飲みだすのだ。

普通はこれでなんとかなる。働いてる間は、脳卒中にならずに済むだろう。

これだけでも充分に利口で立派だ。


ところが、中年の中でも間抜けな連中はそうではない。


なんの根拠も無しに「俺は大丈夫」とか思ったり、薬を飲むのを嫌がったりする。

あるいは、中途半端に運動の習慣があるものだから、「まだいける」とおもって、結局手遅れになったり。

はたまた高血圧なのにサウナに行って、ぶっ倒れたりする。


家族のある中年男性が、脳卒中になったら悲惨だ。


ひと思いに死ねた方がマシかもしれない。残された家族は悲しむかもしれないけど。(家庭環境によっては狂喜するかもしれないが。)

保険にさえ入っていれば、残された家族はなんとか暮らしていけるだろう。

問題は中地半端に命が助かり、重い後遺症が残ってしまった場合だ。


そう。脳卒中は、たとえ命が助かったとしても、脳への深刻なダメージにより、とんでもなく重い後遺症が残るのだ。



想像してみて欲しい。一家の大黒柱がある日突然、寝たきり、車椅子生活、杖歩行、麻痺によって日常生活が送れなくなることを。

または、失語症、高次機能障害によってコミュニケーションが取れなくなることを。

運が悪ければ、両方だ。


そして何より働けなくなってしまうことを。


それがどれだけ家族の迷惑になるのかを。


事故や事件に巻き込まれて、こうなるのは不可抗力だ。

だが脳卒中や虚血性心疾患は、本人の心がけ次第で、いくらでも予防ができる。

だから、健康診断でC判定が出始めたなら、医者の忠告に従うか、とっとと薬の世話になるべきだ!(声を大にして言う)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 限界を迎えた脳の血管が、ある日突然ブチ切れることによって起こるのが、いわゆる「脳卒中」 ↑ この表現、凄く好きです。 [一言] 脳卒中にしろ糖尿病にしろ透析にしろ、 なった本人は当然実…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ