なった本人が語る脳卒中とは?(偏見あり)
説明しよう!脳卒中とは自身の健康管理に関心を持たないか、いつまでも若いつもりでだらしないおっさんに、ある日突然襲い掛かる、おっそろしい病気だ!
まず脳卒中という大きなくくりがあって、その下に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血という区分に分かれる。
ときどき比較的若い著名人が、脳出血や、くも膜下出血で倒れてニュースになったりするよな。
運が悪ければ、普通に死ぬ病気だ。
(因みに俺がなったのは、実際には「脳出血」の方だ。
さらに細かく言うなら脳出血の中でも、「左被殻出血」になる。この時点では脳梗塞だと思っていたが。)
脳卒中になる原因は、ほぼメタボリックシンドローム。
すなわち高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、過度の飲酒、心疾患などだ。
(俺がこのうち、どれに該当していたかについては、また後で)
これらの要因によって限界を迎えた脳の血管が、ある日突然ブチ切れることによって起こるのが、いわゆる「脳卒中」。
血管が切れることによって、脳細胞が圧迫され、壊死してしまうのが具体的な症状だ。
ちなみに似た症状が、脳ではなく心臓で起こるのが、あの佐藤大輔氏の命を奪った「虚血性心疾患」になる。
大抵は高齢者がなる病気だが、間抜けな中年もたまにかかる。
なぜ間抜けかを説明するとしよう。だいたいの中年は、30代も中ごろから健康診断で苦言を言われ出す。
かといって生活習慣の改善、特に運動習慣については悪い冗談としか受け取らない。
そこで、40代になるころには、しぶしぶ血圧を下げる薬やら、血中コレステロールを下げる薬を飲みだすのだ。
普通はこれでなんとかなる。働いてる間は、脳卒中にならずに済むだろう。
これだけでも充分に利口で立派だ。
ところが、中年の中でも間抜けな連中はそうではない。
なんの根拠も無しに「俺は大丈夫」とか思ったり、薬を飲むのを嫌がったりする。
あるいは、中途半端に運動の習慣があるものだから、「まだいける」とおもって、結局手遅れになったり。
はたまた高血圧なのにサウナに行って、ぶっ倒れたりする。
家族のある中年男性が、脳卒中になったら悲惨だ。
ひと思いに死ねた方がマシかもしれない。残された家族は悲しむかもしれないけど。(家庭環境によっては狂喜するかもしれないが。)
保険にさえ入っていれば、残された家族はなんとか暮らしていけるだろう。
問題は中地半端に命が助かり、重い後遺症が残ってしまった場合だ。
そう。脳卒中は、たとえ命が助かったとしても、脳への深刻なダメージにより、とんでもなく重い後遺症が残るのだ。
想像してみて欲しい。一家の大黒柱がある日突然、寝たきり、車椅子生活、杖歩行、麻痺によって日常生活が送れなくなることを。
または、失語症、高次機能障害によってコミュニケーションが取れなくなることを。
運が悪ければ、両方だ。
そして何より働けなくなってしまうことを。
それがどれだけ家族の迷惑になるのかを。
事故や事件に巻き込まれて、こうなるのは不可抗力だ。
だが脳卒中や虚血性心疾患は、本人の心がけ次第で、いくらでも予防ができる。
だから、健康診断でC判定が出始めたなら、医者の忠告に従うか、とっとと薬の世話になるべきだ!(声を大にして言う)