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上巻 終章(2)


数弥はしばらく、息を整えていたが、やがて、その場所を答えた。意外な場所を、

「では言います。天ちゃんが連れ込まれた場所はアメリカ大使館す」

「えっ! アメリカ大使館だって!」

 当然のように驚いた競羅、そのあと、再び声を荒げて言った。

「あんた、ふざけたことを言ってはいけないよ。だいたい、アメリカ大使館が、あの子に何の用事があるのだよ。ま、まさか、漠然と思ったバックというのは!」

 思い当たることがあったのか、急に顔を青ざめさせた。

「ええ、CIAす。あの元刑事はCIAの関係者だったのです」

「CIAだって! あんた、言うにことをかいて、何ということを!」

「ですから、CIAは以前から、天ちゃんに目をつけていたのだと思うんす。姐さんのカンは正しかったんす。三人の中の一人、あのアメリカ人がそのCIAだったんす」

「あんた、いくら何でも、それは、決めつけすぎるよ」

「実は、ぼく、そのアメリカ人が気になって調べようとしたんすよ」

「そう言えば、その青年の話を、こっちがしゃべったとき、あんた、妙な顔をしていたね。あからさまに怪しいという目つきを、だから、そいつのことを探っていたのだね」

「ええ、だから一度、あとをつけようとしたんす。ですが、目の前から消えまして」

「消えるって、ただ見失っただけだろ」

「違いますよ。本当に消えたんす。目の前からパッと。尾行中、その青年が後ろを振り返ったので、僕も反射的に隠れましたけど、再び僕が顔を出したときにはいませんでした。あれっきり、その青年には会いませんから、二度目の機会はなかったすけど」

「それは、初耳だね」

「僕も姐さんには言いませんでしたし」

「確かに聞いたとしても、そのときは、笑い飛ばしただけかもしれないけど。それで、あんたは、その青年に、より不信感を持ったと」

「ええ、そうなんす。今から考えると、彼は、やはりスパイだったのではないかと」

「うーん。あんたの嫉妬が生んだ妄想とも言えるし、今一つ証拠がないと」

「証拠ですか、実はそれらしきものがあるんすよ」

「それらしきもの? 何だよ、それって?」

「そうすね、まずは、これを見て下さい」

 数弥はそう言うと携帯端末を取り出し、中に入っていた写真を数枚、競羅に見せた。

 その写真には、どこかの部屋の床が写っており、その床らしきものには、つい最近、修繕をしたようにコンクリートで地ならしをしたあとが残っていた。

 それを見た競羅は声を出した。

「これは、まさか、誰かの死体が埋められている、ということじゃないよね」

「いえ、このマンションの地下倉庫す。おそらく、トンネルを埋めたあとでしょう」

「えっ! トンネルだって!」

 再び驚いた競羅、想像もしない言葉が返ってきたからだ。一方、数弥は言葉を続けた。

「だから、僕は、天ちゃんがアメリカ大使館に連れ込まれたと思うんす。大使館から港豪苑にかけての、地下トンネルが存在すると。千五百メートルぐらいでしたら、CIAが本気になったら、短期間で掘れない距離ではないすから」

「おいおい」

「おや、姐さん、信じられないのですか」

「当たり前だろ。地下トンネルを、短時間で千五百メートルも掘ろうとしたら、とんでもない金額がかかるのだよ。それを、あの子一人をさらうするために」

「おかしいすか?」

 数弥は声を上げた、何とも言えない無表情の顔をして、その目を見て競羅は、

「確かに、あの子の能力、奴らにとって、それだけの価値があるかもしれないね」

と言い直した。彼女自身も思い直したのだ。

「では、姐さんも信じてくれたんすね」

「けどね、いまいち、ピンとこないね。トンネルとは」

「いや、大使館なら不思議ではないんすよ。もともと、万が一の退避用に地下トンネルがが存在するらしいすから」

「そ、そうなのか」

「ええ、そういうことで、今回、掘った距離は、もっと、短いかもしれないんす。短ければ、それだけ作業にかかる時間も短くなりますし」

「なるほどねえ。そうなると、確かに、奴らが、さらった可能性が高くなるね」

「ええ、そうす。トンネルがある可能性を考えると、佐治さんの証言が正しいということになるんすよ。『裏口に通じる通路を誰も通らなかった』という」

「ようやく、あんたが、裏口の開いたときの証拠にこだわった意味がわかってきたよ」

「ええ、朽木さんは、捜査をかく乱するために、わざと、裏口のドアを中からリモコンでも使って開けたのでしょう」

「奴に、さんを、つける必要はないよ。となると、あの子が、さらわれたと考えられる時間に止まっていた洗濯屋の車は事件に関係ないのか?」

「むろん、関係がありますよ。衛藤守衛や住民たちの証言によって、警察はワゴン車の行方を追いかけるようになったんす。きっと、誰かが裏口を開けて出てきたら、発進する用意をしていたのでしょう。そのことによって時間稼ぎにもなりましたし、何よりも、地下トンネルの存在自体が考慮されることはなかったんすよ」

「そういうことか、まったく、一杯、食わされたよ。けどね、十条警部も、これくらいのあと、ぐらいは気がついたと思うのだけど」

「どうすかねえ。警部、いつものキレがなかったみたいすから、とおり一辺倒の捜査ぐらいしかしなかった可能性もあるんす」

「ああ、そうだね。ワゴン車の方に気を取られている可能性が高いね。普通、トンネルなんて発想はうかばないよ。浮かんでも、せいぜい、マンションの個別部屋の捜索ぐらいか」

「ええ、そうすね。実はこれも、衛藤守衛と一緒に機材を、どかして見つけたんす」

「ナル坊のところにか、それで、トンネルのこと真面目に聞いてくれたのかい。まあ、聞いてくれたから、この写真があるのだけどね」

「半信半疑でしたけど、僕が必死に頼んだら協力をしてくれました」

「何にしてもよかったね。変な妄想とかで、つまみ出されずにすんで」

「ええ、衛藤守衛も納得がいかなかったようすね。ある事情が引っかかっていて」

「何だよ。その、ある事情で」

「その説明の前に、ちょっと別のことを、僕は前から不思議に思ってたんす。朽木さんが、天ちゃんをさらったことすけど、どうして、急に昨日、事件を起こしたかという?」

「そんなの、トンネルが完成したからだろ。それに早いほうがいいし」

「実はそれについて、昨日、衛藤守衛、警察や姐さんたちに気になる供述をしていたみたいすね。昨日の朝、突然、守衛室に管理会社から、『夕方に地下の制御室の点検をおこなう』って通知があったって。結局、それは事件で中止になりましたけど」

 その数弥の言葉を聞き、

「あっ、そうか。それが、そうつながったのか。てっきり関係がないと!」

 競羅は思い出したように声を上げた。そのあと、言葉を続けた。

「ああ、確かにナル坊から聞いたけど、さすがに結びつかなかったよ。点検となると、かなり細かいとこまでするからね。制御室にあったとしたら、そのトンネルが見つかる可能性は高いよ。行動を起こす前に見つかったら、今まで掘った苦労が水の泡になるからね」

「ええ、そういうことす。だから昨日、あんな形で急に決行されたんす」

「しかし、奴らも、とんでもないことをするね。地下トンネルを使ってアメリカ大使館に運び込むとは。よくよく考えたら、確実にあの子を手に入れるには最高の作戦だね。実際、少女を連れ込むのを目撃されるリスクもなくなるからね」

「ええ、そういうことす」

「大使館職員が地下トンネルを使って侵入か。何というかスパイ小説の世界だよ」

「その小説のようなことが現実に起きたんすよ」

「ああ、そういうことだね。まあ、さすがに、そこまでの発想はなかったよ。普通、誰も思いつかないだろうね。よほどの陰謀好きの奴しかね」

「では、姐さんは、僕の推理を完全に認めてくれたんすね」

「そうだね。けどね、負け惜しみではないけど、奴のバックに、何かがいることはわかっていたのだよ。以前から、あの外人たちの誰かが怪しいと思っていたからね。それが、アメリカと判明しただけだよ。それにね、ここが。肝心の話だけど、あの子の運び方の、手際よさが、どうしても納得がいかなかったからね」

「納得がいかないとは何すか?」

「あんた、あの子が気絶をしたからって、簡単に運べると思っていたのかい」

「と言うと」

思わずそう答えた数弥。今一つ、わからないみたいだ。

「だから、あの子の露出した部分に触れたら、能力にかかることだよ。今回、あの子を気絶させたのがうまくいったとする。そのあとの運び方だけど、いいかい、ここが、大事なところだよ。いくら、手袋をはめて、用心をしていたとしても、うかつに、あの子の顔や素手には触れてはいけないのだよ。その時点で、能力にかかってしまうのだからね」

「そうでしたね」

【天美の能力は、彼女が意識が失っている状況でも発動をする。ほぼ、無双の状態だ。

 だが、完璧ではなかった。この能力は、彼女の素肌の部分が触れている状況でないと発動をしないのだ。(彼女の方が手袋等をして触れたときは能力は発動しない)

 つまり、彼女の捕獲をしようとするときは、その素肌の部分に触れることがなければ成功するというわけである。

だが、そんなケースは、(今回は起きたが)まずは起きない。彼女を捕まえようとする目的の人間は、えてして、逆に彼女の素肌の部分を広げようとする行動をするからだ。

天美を拉致したアメリカ側は、そのことを調べ尽くしていたので、そのことを、実行者に、事細かく伝え、拉致に成功をしたのである】

「それで、あんたは、これから、どうするつもりなのだい?」

「決まっているでしょ。天ちゃんを助けに行きますよ」

「その、あんたの言うアメリカ大使館にかい」

「ええ、この写真を持って行けば動いてくれると思います」

「しかしね、あんた、場所は大使館だよ。警察が簡単に入れるわけないだろ。あそこは治外法権の場所だからね」

「さすがに、簡単ではないすけど、下上さんに頼めばいいんじゃないすか」

「うーん、義兄さんか。結局、今回もまた、義兄さんの手を借りることになるのか」

競羅は顔をしかめて答えた。

 下上警視正は、前の話題にのときにも、説明をしたように天美の能力を知っている人物の一人である。過去にも、天美が窮地に陥ったときは協力をしてもらっていた。

「そうするしかないすよ。立場上、こういうことには力を持っていますから」

「けどね、やっぱり、その考えはまずいね。向こうとしても、ここまで、金をかけて計画した案件だよ。おいそれと認めるわけはないよ。それにね、うかつに捜査令状なんて要求すれば、相手を警戒させるだけだろ。より、あの子の救出が難しくなるよ」

「では、姐さんは、どうするつもりなんすか?」

「どうするって、むろん、あの子を助けなければならないだろ」

「どうやってすか?」

「そんなことまで考えていないよ。第一、大使館に連れ込まれているということは、今、知ったのだよ。策なんてあるわけないだろ」

「それなら、本当に、どうやって助けるんすか?」

数弥はしつこく尋ねた。それだけ、天美のことが心配なのだ。

「わからないね。けどね、こっちが思うには、奴らは今頃、してやったりと思って、油断をしていると思うよ。警察は奴らのおとりにはまって、見当違いの捜索をしているからね。だから、あの子を正攻法で大使館から連れだそうとするだろうね」

「正攻法すか?」

「つまり、正式に外交官特権を使ってだよ」

「なるほど、そうかもしれませんね。外交官特権は、ものすごい力がありますから」

「だから、その車を襲うのだよ」

「では、姐さんはアメリカ大使館の車を!」

 数弥の目が大きくなった。

「ああ、けどね、大使館に乗り込むよりは難しくはないよ。向こうは間違いなく油断をしているからね。ちょいとした数の仲間をつのって、強引に襲えば、何とかなるだろ」

「でも、向こうが武器とか持っていたら」

「街の真ん中で、ぶっぱなす気かい。さすがに、それはないよ。とにかくね、ある程度の数は用意していくよ。車の一、二台は制圧ができるようにね」

「しかし、そんなことしたら国際問題に!」

「なるっていうのだろ。義兄さんだって、わかってくれると思うよ。あの子を救うためならね。まずはその前に、どの車で連れていかれるか当たりをつけないと、大使館の車は一台だけではないからね。ということで、今から、あんたと二人で大使館に向かうよ」

「今からすか」

「ああ、まずは下見がてらね。こういうことは早いほうがいいだろ」

 そして、二人はアメリカ大使館に向かった。


 三十分後、二人は大使館が見える地点に到着していた。車で動くわけにはいかないので、バス異動である。時間調整で三十分近くかかったのであった。

「あれが、大使館だね」

 競羅が声をかけたとき、一台のアメリカ国旗をフロントにつけた車が、大使館を出て走り去っていったのだ。思わず、競羅は数弥に向かって声を上げた。

「おい、今のは?」

「ええ、見ての通り、大使館の車すね」

「あの車にあの子が乗っている可能性は?」

「それは一応、大使館の車すから、少しはありますね」

「おい、あるのなら、あんた、何を落ち着いているのだよ!」

 競羅が声を荒げたが、数弥は何食わぬ顔である。

「だがら、少しだけすよ。だいたい動くとしても、ちょっと早すぎると思うんす。まだ、ちょうどお昼すよ。こういうことは、たいてい、暗くなってからだと思うんすけど」

「確かに、事を運ぶには、まだ、お天道様が高すぎるね。さっきも言ったように、大使館の車は一台だけではないし、ほかの車の可能性が高いか」

「ええ、そういうことで、ちょうど、この場所でいいすから、これから見張りましょう」

「ああ、そうだね」

 競羅はそう答えたあと、しばらく、腕を組んで考えていたが、

「やはり一応、念だけは入れておくか、あとあと、後悔をしたくないからね」

 と声を出すと、ポケットから携帯を取りだし、その通話ボタンを押した。

 すぐに、相手はつながった。競羅は相手が通話先に出ると次の言葉を、

「源つぁん。あんた、今、何て言ったかな、ハンズ何とかで通話をしているよね」

 競羅の言っているのは、むろん、ハンズフリー電話のことである。

「あたぼうよ。つまらんことで、ポリの世話になりたくないからね」

 通話先の相手、源つぁんはそう答えた。

「それは、よかった。ちょいと頼み事があってね」

「競ちゃんの頼み事なら聞かなしゃあないね。でも、犯罪はゴメンだよ」

「むろん、そんなことは頼まないよ。ある車を見つけて追跡をしてもらいたいのだよ。源つぁん、運転手たちの顔役だからね。いつものように、その仲間に頼んでね」

「わかった、今回も捜し物だな。それで、その車種は!」

 源つぁんは了解した。よほど、競羅を信頼しているのか、理由を聞かずに即答である。

「実は、今回、見つけてもらいたい車は、アメリカ大使館の車なのだよ。濃紺のセダンで確か番号は、しっかり覚えてないけど、最初に三がついていたような」

「大使館車は青ナンバーだから、それだけ聞けば十分だ。わかった。最初が三のアメリカ国旗がフロントについた車を探せばいいんだな」

「そういうことだけど、たのめるかい」

「あたぼうよ、野郎どもに頼んで調べさせるよ」

「では、そいつらに、よろしくね」

 そして、競羅は通話を終えた。

「今のは?」

 すぐさま、数弥が尋ねてきた。

「あれ、まだ、話したことなかったかな。源田といって、昔、田んぼにいたうちの一人だよ、大型トラックの持ち主で、運転手仲間にはかなり顔がきくのだよ。時間がないときの捜索は源つぁんに頼むことにしてるのだよ。御雪は知っていると思うけど、ということで、万が一の手は打っておいたよ」

 競羅はそう答え、大使館への見張りが始まった。


だが、一時間以上たっても次の動きはなかった。

「もう、昼過ぎになりましたよね」

 数弥が声をかけてきた。

「ああ、そうみたいだね。食事に行くのか、少し出入りが慌ただしくなってきたよ」

「僕たちの方は食事はどうしましょう?」

「そうだね。この様子では、やはり、暗くなるまで、ことが起きそうにないね。と言っても、引き上げるというわけにはいかないから、御雪に・・」

 競羅がそこまで答えたとき、

 チャンチャララララ

 携帯電話の着信音がした。

「その御雪かな」

 競羅はつぶやきながら、通話ボタンを押すと相手は、

「競ちゃんかい!」

 先ほど、追跡を依頼した源つぁんであった。

「おっ! 源つぁんか、あれから、何か動きがあったかい?」

「見つかったよ。ある意味、想定内の場所にいたよ」

「想定内って」

 思わずそう尋ねた競羅。

「報告によると、今、国道十六号線を北に向かっているらしい

「十六号線ねえ、それが、どうして、想定内なのだい」

「何だ、知らねえのかよ。十六号線を北上するとな」

 と源つぁんは、ある場所について答えた。場所を聞いて、驚きの声を上げた競羅。

「な、何だって! そ、そんな!」

「姐さん、どうしたんすか。そんなに驚いて?」

 数弥の問いかけをよそに、競羅は、つとめて、冷静をよそおうように、

「わ、わかった、そういうことだね。ありがとう。今回は感謝するよ」

 と返答をし、慌てたように通話を終えた。そのあと、数弥の方を見つめ、

「驚かないでくれよ、さっき、追跡をたのんだ大使館車の行き先はね」

と引きつった顔で、源つぁんが伝えた場所を数弥に言った。それを、聞いた数弥は、

「そ、それは、ま、まさか、ほ、本当すか!」

「ああ、とても、信じられないけどね。間違いはないよ」

「さ、最悪すね」

「ああ、まさに、あの子を連れて行くのに、ふさわしいというか」

「え、ええ、そ、そうすね」

 答える数弥の顔は絶望に近いのか青ざめていた。

「しかし、奴らも、ここまでやるのかよ! まいったね、本当にもう、このあと、いったい、どうすればいいのだよ!」

 競羅の口調は、たたきつけるようであった。




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