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世界最強の剣銃士が異世界に飛ばされ最弱になった場合  作者: 白浜 弘毅
漆黒の兎は眠れない
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駆け上がれ

どんなに馬鹿にされたって、己の進む道に間違えは無い。

「おい、あいつ魔力が無い雑魚らしいぞww」

やっと着いたと思ったが着いて数分でこれか。

なぜこのような情報が漏れているのかというとキユ達のナルセという領主が広めたものらしい。

「すみません、まさか領主様だったなんて」

わざとだろうが妙に引っかかる。

「すまないが会わせてくれないか」

「はあ、一応領主なので、その...」

どうやら俺が文句を言いに行こうとしてると思ってるらしい、そんな事は時間の無駄だと思うがな。

俺が聞きたいのが善か悪か、それだけだ。

「丁度私も用事がそこなので、分かりました」

今更だがナカフは観光に行ったらしい。

「着きました」

ずいぶん狭い屋敷だな、本当に領主か?

廊下を進み先にキユが行ってから俺は広場に通された。

「初めまして、ナルセです」

「兎角だ」

「いきなりだが謝罪をしておこう、余計な事をしてしまったからね」

「なるほど、ようするに知識の無い俺を不審に思わせないようにということですか」

「そのつもりで、皆の固定概念を一旦ぼやかそうと思ったんだ、けどこうなってしまった、申し訳ない」

そう言って彼は頭を下げた。

「いやいいんだ、事実だしな、それにその方が変に気を遣わせなくてすむからな」

「ありがとう」

前の世界の領主は絶対頭など下げなかった、この領主は気持ちを分かってくれている、過去に似たような体験があったのだろう。

「ああ、お願いがあるんだが」

「なんでしょう」

「この防具などを安く強化出来る所を教えてくれないか」

「それなら私の友人に名手がいるのでお願いしてみましょう」

そして二日後に届けてくれることになった。

これで強化のことは安心出来る。


俺は魔法を使えない、だが努力をし、いつか負けないようになってやる。

生きた証をそのままに。

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