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世界最強の剣銃士が異世界に飛ばされ最弱になった場合  作者: 白浜 弘毅
漆黒の兎は眠れない
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繰り返す

すべて思いどうりに物事が進む事など無いだろう、この世界も例外ではない。

考えたことも無かった、魔法とはつまり俺にとっては夢のアイテムのような物なのだろう。

ということは俺の一切の技術が通用しないことを意味する。

今までの努力はなんだったのだ、神よ、なぜまた繰り返させるのですか。

「すまんが兎角君、これから少し会議があるのでね」

「ああ、分かった」

どうりで不自然に思った、あきらかに俺の方に向かってきていてしかも探すと、なぜばれたかは千里眼という魔術なのだろう、俺が先程少しこの世界の事について聞いた時少し話されたのだ。

「む」

屋根の上に弓兵が二人、そして後ろの木の陰に剣士が一人。

確かにこの世界の常識を知らなかったら不審に思うよな。

子供も普通に魔法を扱っている、俺も魔法を使えればいいのだが。


一方その頃、村長の家。


「ナカフ、いくら千里眼の練習中に人を見つけたって不用意に近づくのは危険だよ」

「すいません、シークさん」

「お前もな、ところでダークとルカルド、あの者をどう思う?」

「敵国の暗殺者や諜報機関とは考えにくいです、コークにてこずってましたし」

「同じく、多分孤児だったんでしょう」

「ふむ、んじゃ宿は空いている所を提供してやろう」

「村に置くんですか」

「別に敵ではなさそうだからな」


ぞろぞろ。

む、皆戻ってきたようだ。

「兎角君、よければ村に泊まっても構わない」

「いいのか?ありがとう」

「ところでその棒と筒はなんだい」

「これは俺の武器だ」

ざっ。

弓兵が弓を構えたな、当然か、怪しい者が武器を持っていたらもっと怪しい。

「どうやって使うんですか?」

このナカフと言う少女は好奇心旺盛らしい。

「こっちは振って使うんだ、試しに使ってみるか?」

「ワーイ。」

「すまないがそちらの筒は?」

「村長、これは...」

待て、俺は油断しすぎでは無いか?、こんなに情報を与えてはただでさえ勝てそうに無いのに勝機を自ら狭めてないか?。

「どうかしたか?」

「こっちは遠距離武器です」

出来るだけ情報を最小限にしよう。

「これ重い」

「む、そうか?」

軽い方なのだが。

さて、この世界は何を与えてくれるのやら。


魔法と魔術の違いは正確には分かってないのだとか。

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