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ガリバーに問う

作者: 朝永有

旅人は孤独なものだと

知らないものはいないだろう

それについて君はどう思う

身動きできない体になって


僕は空を見る君を見ている

仰向けになって君は見ている

その目には何が映っているのか

きっと僕には計り知れないだろう


いくつの世界を見てきのか

この先まで見たくはないのか

聞きたいことは山ほどあるのに

君が孤独になることを望んでいる


打ち付けられた杭が

朽ち果てるなら今だ

僕にできなきことを君は

いとも簡単に飛び越えてしまう


張り付けられた紐を

引きちぎるなら今だ

今日は雲ひとつない出発日和

それは僕にだって分かってる


僕が君だったらと

思う日々を何周もした

輝く時代の中に

君はいたんだ いたんだ


僕が君だったらと

思う日々を何周もした

輝く時代の外に

僕がいたんだ いたんだ


僕は空を見る君を見ている

仰向けになって君は見ている

その目には何が映っているのか

きっと僕には計り知れないだろう

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