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シグマ君の転位奇憚  作者: 葛之葉
シグマ君の外伝
26/29

それははんざいだ

 気になるあの子に狙い撃ち! どうも、登場時のセリフにストックが無くなりつつあるシグマです。


 さて、本日僕達は情報収集の為に街にある民家を片っ端から回っています。

 最後の民家は作りがボロっちくて病気の母に小さな娘の住んでる家です。


「この街の悪大官様の税が厳しくて‥‥‥ゴホゴホッ」


「わたしの家は貧乏なんだよ」


 大した情報が無いようなので、タンスと壺を探って帰りますか。


「わたしの家は貧乏なんだよ」


 タンスには‥‥‥3Gありましたね


「わたしの家は貧乏なんだよ」


 壺は‥‥‥なんだ、回復アイテムの干し肉かぁ。


「わたしの家は貧乏なんだよ」


 何だか居たたまれなくなって振り返ると、笑顔の表情で同じセリフを繰り返す少女と、データらしく無表情で微動だにしない仲間達がこっちを見てます。


 タンスと壺の中にプラチナGを50枚程ぶちこんで泣きながら大官屋敷を潰してきました。

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