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王国対反王国

やはり感想返しはした方が良かったかな?


評価ありがとうございます!

孤児院から数万キロ離れた平原にて、戦争が行われていた。

戦っているのはルレーラ王国の兵士2万、対して相手は反ルレーラ王国を掲げる集団およそ50万だった。


何故このような事態に陥ってしまったか、その真相は定かではない。

多勢に無勢、王国軍が押されていた、もう王国が落ちてもおかしくない状況の中、1人の冒険者によって王国軍の形勢が逆転した。


その冒険者の名前は⋯⋯。


「申し上げます!反乱軍15万撃退されました!」


ここはルレーラ王国の王室内にある、作戦司令室だ。ここで状況確認またはすぐさま国王に判断出来る為に設置された。


「彼女は救世主じゃ」


この前までひよっこだった彼女はすぐにランクを上げて今では王国きっての救世主となっていた。


「イヌ族だからって侮った昔の自分を殴りたいです」


ルレーラ王国には種族の壁は薄いがある、しかし最近こそめっきりと減ったのが、イヌ族に対しての扱いだった、彼女が来て1週間で彼女は皆から認められる存在になったのが一番の理由だが。


「国王様、申し上げます!反乱軍の白旗を確認!」


3ヶ月、やっとの思いで戦いが終了した、国王と兵士達は感極まっていた、全てはあのイヌ族の彼女ラウのお陰だと。


それから王国の対応は早かった、ラウの功績を称えること、王国内にいる全てのイヌ族に住居を与えること。


ルレーラ王国はここから発展途上となったのだった。



とある場所でのパーティーで冒険者になったラウは困惑していた、あの戦いを終わらせた英雄扱いされていて気はずかしかったのだ。


「ラウ、お疲れ様」


同業者の男がコップを持ってこっちにきた、ちなみにラウの格好は青を基調としたワンピースみたいな服装で髪留めを付けていて、その髪留めは少し古びていた。


「お疲れ様、まさかここまでになるなんて思いもいたしませんでした」


「まあまあ、3ヶ月も戦ったんだ、これくらいしなきゃな」


そう、ラウが育てられた3ヶ月の間、この王国は戦争続きだった、押されていた王国にまだ嫌悪があったイヌ族のラウがここに来て色々と雑務を押し付けたが、しばらくしてラウがその戦争を終わらせた事もあり、皆がみんな何とも言えない勝利を掴めている。


「これで、私の待遇もイヌ族の待遇も変わるでしょう」


「そんだけの事をやったんだ、これで改善されなかったらと思うと」


この王国が本当の意味で終わってしまうなと2人して思った、そして同業者の男がラウを見た。


「なぁ、ラウよ」


「何かしら?」


耳を文字通り傾けたラウに男は少し顔を真っ赤にさせたが、覚悟を決めたのか男が切り出す。


「俺さ、チームとして組んで分かったんだ、俺はラウの事が好き何だなって、だから付き合ってくれ!」


男の告白に周りは静かになった、ラウは耳を伏せてやれやれと頭を抑えた、尻尾もしゅーんとなりラウはこの告白をどうするか悩んでいた。


「俺たち、王国に関係あるのか?」


「はい、ハヤト様、私たちが呼ばれたのはあの子の保護者として参加するべきと国王の命令です」


「マジか、あいつと離れてから何週間経ってるんだよ」


「正確には2週間です」


扉から2人の男女が入ってきた、女はとても表現出来ないほどのスタイルを見せつけて周りにいる男性はとある部分を凝視していた、ラウの場合は服装が落ち着きすぎているため、隠れたある部分を見せ付けていない、ある人を除いて。


そしてもう一人の男はきっちりとしたタイプの服装で、如何にも誠実な人の印象を受ける。

ラウはその2人を見て固まっていた。


「それでは私は人と会うので」


「そういえばそうだったな」


2人の男女は別れて行動した、ラウは男の方を凝視していた、まさかこんな所に来るわけない、ラウはそう考えても耳はピンと立てて尻尾はこれ以上ないくらい振っていた。


それを見た、同業者の男はラウの見ていた男に近寄った。


「おい、お前」


「ん?」


ラウが見ていた男は料理に手を付けていて、急に話しかけられそのまま振り向いた。


「あっ⋯⋯。」


ラウが見ていた男の正体は何と、ハヤト本人であった。

まぁ、カミナギですしね。


次回もお楽しみください!

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