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1人目

昼寝をしてから、何時間たったのだろうか、会社で毎日のように洗練されてた生活習慣が嘘のように消えていた。疲労もいかれていた精神までも落ち着きやっとこの状況を理解した。


「あれ?何で、ここにいるんだ?」


僅か半日でここが異世界だと本当に気づいた瞬間であった。


「夢だと思っていたが、本当だったとは」


何日徹夜明けした精神だけでよく乗り切れたものだ、出会ったのが名前の知らないお姉さんはきっちりと覚えている。


「さて、外出て日課やるか」


夕暮れで辺りはもうすぐ夜だけど、俺は会社に入る前から続けているラジオ体操をやることにした。そもそもやるきっかけは俺のおじいちゃんがよく朝からゆっくりするのを見て憧れ、やり始めたのが最初。今でもこうして続けている。


「ん?」


どこからか、声が聞こえた気がした、俺は体操を止めて草むらを見た。


「クゥーン」


草むらから現れたのは毛むくじゃらの犬だった、身体中に泥や草の汚れがあり、洗われてないのは一目瞭然であった。


「大変だ、洗わないと」


今日の俺の思考は最悪で、犬を見て行動したのが洗うことだった。


※※


僕はイヌ族と呼ばれている、親離れしたばかりなの。僕は生きる能力が皆無だった、だから匂いを消す為に色々やった、泥に(まみ)れるとか草を付けるとか。


こうしてお腹が鳴る一方で人の匂いを感知した、僕は必死に甘い声で鳴いた。


匂いで男と判明し、僕は後ずさった。男は狼、よく親に聞かされたものでも、僕はそう思えなかった。だっていい匂いだもん。


「よし、洗ってやる」


え?僕を洗うって?


あー、そっかこの格好で分からないか、僕が女の子だってことに

僕っ子犬


表現としてはこうかな?

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