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第3話

ここはソフィーア王国の城。

小鳥はさえずり、花は咲き乱れ、美しい彫刻や絵画が飾れており…


『ザ・セレブ!!』を絵に描いたような場所。


そんな静かな空間に…

今、まさに!!

雷が落ちようとしていたのだった…



『ル〜キ〜

お前…今まで…

何処で何をしてたんだよ!?


たく…

勉強サボリやがって…

お前の親父に叱られるのは俺なんだぞ!!


罰として俺様の肩を揉め』



『ヒィー

ごめんなさい

許してハルカ』



『ハルカ…様だろ?』



『はい!そうでした…』



生活指導を担当する家庭教師のハルカは厳しく、ルキは頭が上がらず逆らえずにいた。



腐ってもミカン…(笑)


これでもルキはソフィーア王国の姫。


ルキがハルカにイジられるのは珍しくもなく、いつもの光景で他のメイドも放置状態であった。


『あぁ〜ら

ルキったら

またハルカを怒らせて…

今度は何をやらかしたのかしら?(クスッ)』



突然、聞いた事のある声が!?



振り向くと、ソコには!!



ルキの幼なじみのノゾミが立っていた。



『ノゾミィ〜

聞いてよぉ〜

ハル…じゃなくて…

ハルカ様がねぇ

私をイジメるのぉ〜(泣)』



『何を言ってるんだ!

ルキがレッスンをサボルからいけないんだろ!?』


『いつ見ても…

オカシナ夫婦漫才としか思えないけど。

どっちが雇主なのか分からないわね(笑)』



『ハルカは良いの。

家庭教師っていう事で傍に居るけど、そんなの肩書きにすぎないわ。

ハルカは私の良き理解者であり、大切な親友よ!』



『あのぉ…スゲ〜

感動的なシーンになってるけど…


ルキ…

お前は俺様の下僕にすぎねぇ〜から(笑)』



それはハルカの照れ隠しであった。


『もぉ〜

ハルカたらぁ〜

私、Loveな…

く・せ・に☆』



『テメェ〜

一度、死んでみる?(笑)』



『ハルカ…冗談に聞こえないから』



顔を青くしているノゾミをヨソに、ルキは『いゃ〜ん』っと可愛くかわす…



長年ハルカと暮らしてきたのもあって、慣れているのか、麻痺しているのか分からないが…


さすがのコンビネーションである。

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