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戦いへの想い  作者: 和の樹
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第3話 転生と家族と1歳

 ブックマークに登録してくださった方々。ありがとうございます!


 大体のストーリーイメージはあるんですが、細かいところが全然決まらず苦戦しています。


誤字、脱字、意味不文があるかもしれませんがよろしくお願いします。

 暗く、狭い場所に僕はいる。苦しくて足掻こうとするが思ったように動けない。

そんな時に目を閉じているのに小さな光が見えた。

何故かだんだん動かなくなっていく身体。それだも光に向かって足掻く。


 とうとう光まで辿り着き、その光は僕を包み込むように広がっていった。

僕の身体を誰かが抱えていることは感じたが誰がまではわからなかった。

 近くで音がするが上手く聞こえない。誰かが叫び、人が慌ただしく動いてるような気がするが...


 身体が怠い...このまま眠りたかったが僕を抱えている人だろうか?その人の声がうるさく眠れない。

そこでどんな人が僕を抱えているか気になり重たい目蓋を開いた。


視界が霞んでよく見えないが僕の抱えている人の顔はすごく安堵した表情になっている気がする。

この男性は誰だろう?それにこの男性すごく大きいような?


 あ。そういえば僕、転生したんだった。じゃこの人は僕のお父さんかな...?


なんだか安心してきた。僕は目を閉じ睡魔に逆らわずに眠りについた。



___________________





僕が再び目も覚ましたのが産まれてから2ヶ月後だったらしい。

僕は身体が弱く、産まれる時も難産だったとメイド服を着ているメイドらしき人が話しているのを聞いた。


 いろいろ聞きたいだろうが順序に話していこう。


 まず、僕が生まれた場所はどこかの国の王族らしい。

僕の父がメイドの人に国王様と呼ばれていたからだ。


家族は国王の父、王妃の母、第一王子の兄、そして第一王女の僕。

なんと僕は女の子として生を享けたんだ。


 国王の父は30歳くらい、かなりイケメンで茶色い髪を短く切り揃え青い瞳をしていた。

 王妃の母は25歳くらいで絶世の美女といってもいいかもしれない。綺麗な水色の髪を腰まで伸ばし、翠瞳の目は優しい感じがした。

 第一王子の兄は5、6歳だろうか父と同じく茶色い髪に青い瞳だった。少しヤンチャなところがありそうだ。


 それぞれの名前は、父がラルス・ハルバーン。母がレイラ・ハルバーン。兄がジン・ハルバーン。ハルバーンはこの国の名前らしい。

僕の新しい名前はアイリス・ハルバーン。

自分の容姿はまだわからないが、多分大丈夫だろう。


 そして今、僕は1歳の誕生日を家族から祝ってもらっている。

初めはわからなかった言葉だが今ではわかるようになった。

最初にも言ったが僕は身体が弱く少ししたことで熱がでてしまう。そこで僕の近くにはいつも誰かがついていた。メイドさんだったり、母だったりするがこの人たちが僕に話し掛けてくることでだんだんと言葉が理解できるようになった。


「アイリス、おめでとう。産まれたときはどうなるかと思ったが、このまま元気に育ってくれることを願っているぞ」


 母に抱えられている僕に父が話し掛けてきた。父は涙目でいつものかっこよさが台無しだった。


「あなた。もっとしっかりしなさい。アイリスも呆れ果ててますよ」


 そんな父に母が窘めるように言った。


「アイリスは俺を心配しておるのだ!それに言葉だってまだわからんだろう」


「いえ、アイリスは身体は弱いですがその代り頭はいいみたい。私の言葉にも返事を返してくれますし」


「アイリス、そうなのか?」


 父が僕に聞いてくるが僕は、

僕って頭いいの?とに母に向かって首を傾げた。

1歳って言葉をまだ理解出来なのが普通だったのかな~?


「ふふ。アイリスったら自分でもわかっていないようね。普通は理解できないのよ」


「いや、何のことかわかってないんじゃないのか?」


「はぁ~...あなたはアイリスのすごさが分からないのね」


 母はすこし残念そうに言うと、僕に「私は、アイリスがすごいことを知ってますからね」と言ってきた。

 僕の母は勘がいいのか、それとも本当に僕が言葉を理解できるとわかっているのか...


「ジン。あなたもアイリスにお祝いの言葉を言ってあげて」


 今まで会話に入ってこなかった兄に母が言った。

兄が私に寄ってきて


「アイリス。おめでとう!お前には兄がついてるから心配するな」


「あら、やっとジンもお兄ちゃんとしての自覚がでたかしら」


母様かあさま!僕はアイリスが産まれたときからずっと兄ですよ!」


 母の茶化した言葉に兄は反抗的なことを言ったが母に「あら、そうだったかしら」と笑いながら受け流されてしまった。

兄がさらに母に言い返そうとしたら


「ジン」


 父がジンに声を掛けた。その声は真剣な声だったことで兄は母から父に振り返った。


「なんですか?父様とうさま。」


「アイリスは身体が弱いことは理解しているな?」


「はい。もちろんです」


「医師によると生涯運動はできないそうだ。原因は不明とも言っていた」


 え?僕、生涯運動できないの?

そのことにショックを受けてしまった。前世では、10年間身体を動かせなかったのに今度も寝たきりなの?

僕をよそに話は続く。


「だから、ジン。お前がアイリスを守ってやるんだ」


「僕が?」


「ああ、そうだ。だがジン1人に守れとは言っていないぞ。俺やレイラだっている。だがもし私たちの手の届かない場所でアイリスが危なくなったら...ジンに守ってもらいたいのだ」


「うん!僕がアイリスを守るよ!だって僕はアイリスの兄だからね!」


「いい返事だ」


 父は兄の頭をガシガシっと撫でた。


「アイリス、大丈夫よ。いつか運動だってできるようになるからね」


 僕の頭を撫でながら母が言ってきた。

母は僕の心を読めるのではないだろうか。

でも前世は指一本すら動かせなかったことに比べれば全然幸せかもしれない。


「ラルス!アイリスの前でその話をしないって約束したでしょう!」


 母が父を名前で呼ぶときは怒っているときだ。


「はい!すみませんでした!」


 父は怯えた表情で母に謝った。本当に情けない父だ。



 それでも僕はいい家族に巡り会えたかもしれない。



 僕の1歳の誕生日はこんな感じで過ぎていった。





今、

いっきに5歳まで飛ばして書くか、2、3歳の話を入れるかで迷っています。


キャラクターの名前ですが単純ですみません。




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