プロローグ
よろしくお願いします。
続けられるよう頑張ります。
趣味で書くので凡ミスが多いと思いますが...
キツメな感想等はなしにしてくださるとありがたいです。
プロローグの内容を変えようと思っています。すみません
僕は何のために生きているのかな...
そんなことを考えながら窓の外を眺めていた。
外は暖かい太陽の光で植物が淡く光っているかのように僕は見えた。
またこんなに綺麗な世界に出てみたいと思ってしまう光景だった。それが叶わない思いだとしても...
僕は4歳のとき交通事故で首から下の身体が動かなくなってしっまた。それから10年間、病院のベッドに寝たきり生活。
医師からは余命5年と言われていたが僕はなかなかしぶといらしい、医師も僕のしぶとさには驚いていた。
今では笑いながら自分の話ができるが2年前まで「何で僕だけが」と泣いていたものだ。
その言葉にはいろいろな思いがあったかもしれない。僕を残してこの世を去った両親。僕を引き取ってくれて病気で亡くなったお爺ちゃん。呪われた子供と言われていながらも引き取って火事で亡くなった孤児院のおばさん。そして行き場をなくし外を歩いていて交通事故にあった僕。
こんな出来事を4年間で経験したのは僕くらいではないだろうか。それとも、もっとすごい経験をしている人がいるのかな...
そんな僕でも交通事故以降、不幸な出来事が起こらなくなった。
いや、もしかしたらこの動かない体が不幸かもしれない。
まぁこの動かない身体とも長い付き合いだ。それなら僕の命が尽きるまで付き合おうではないか。
ここまで吹っ切れたのにはこんな僕を友達と呼んでくれた人がいたからだ。
その人はこの病院の院長の息子で僕の話相手に院長が頼んだらしい。息子さんとは1ヶ月くらいぎくしゃくしていた。(主に僕が悪いが)
そのあと息子さんから1ヶ月も話してるんだからもう友達だよなと言われ、この言葉に僕は救われた気ががした。初めての友達だということもあるだろう。
それから夕方になるといつもこの病室に来る息子さんから楽しい話などたくさんしてもらった。
「今日は、大事な話があるって言ってたな...」
昨日、息子さんが笑顔で言っていたことを思い出しながら夕方になるのをまっていた。
窓から夕陽の光が差し込んできたころ、なんだか視界が霞んできた。
「あれ?寝不足...かな...」
今度は息が...
僕の身体に異変があったときの緊急音がなり、それすらも遠く聞こえ始めた。
医師といつも面倒をみてくれている看護士が病室に入ってきた。医師は僕に何か言っているが聞こえない。
医師たちは僕を助けようと必死になっているが、僕は、限界かなと心のなかで思っていた。自分の身体は自分がよく知っていると死ぬ前の人が言う言葉が今なら分かる。
感覚すらなくなってきたころ
「桜!!!」
病室の入り口から僕の名前を呼んだ音だけなぜか聞こえた。
そこにいたのは息子さんだ。
息子さんは焦りながら僕のところに来ようとしたが医師たちに止められ僕のところまでは来れないようだ。
...息子さんには最後まで言わなかったが、僕は自分の名前が嫌いなんだよ。息子さんにいい名前だと言われても僕は嫌いだった。それに息子さんは自分の名前を僕に言ってないんだよ。そのせいで僕は心の底から息子さんを友達だと思えなかったかもしれない。
...でも、僕の心は息子さんの友達という言葉に救われたよ。僕をただ励ます言葉だったとしても僕は感謝している。
...だから
「あ...りが...と...う」
僕はその言葉を最後に意識を手放した。
読んでいただきありがとうございます?
更新は不定期です。
でも土日の更新が多いかも...
え~今後の内容ですが息子さんはもう出てきません。たぶん