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恋唄その2

作者: ガガーリン

幻滅よ。さあ来い。わたしはおまえを待っている。

それが現実であることは、もうすでに知らされている。

それでもあなたの美しさを、わたしはこの頭の中からどうやって

追い払えばいいのか。

46歳のこのわたしが現実に何を期待しようというのか。

幻滅、絶望、失望、以外に。

そしてわたしはその虚無の中に放りだされても

誰が悪いわけでもない

絶望ではじまった人生が絶望へと流れていく。

ただ、それだけのことではないか。

苦しいのは今だけ。

いずれあの人に幻滅するときがくる。

そのときは非常な苦しみを味わう。

しかし、それが現実であるならば受け入れる以外ないではないか。

それでもあなたの幻はわたしを切なく、苦しめる。

あなたの幻をわたしは愛している。

しかし、その本質はわたしにはわからない。

母に抱かれた記憶すらないわたしに女の本質をどのように知りえようか。

わたしはあなたの幻に恋している。


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