第二十四章73 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト1】73/第08班/【実家へ里帰り】04
続けて、【芳一】は、残る1人に向けて、
「最後の君は【戸川 祐人】19歳。
専門学校生だね。
友人に誘われて強盗をはじめて、今回で3回目だね。
内、1件は、被害者の女性が意識不明の重体だ。
解ってる?
強盗で捕まると人生詰むんだよ。
殺人にまで発展したら後は無期懲役か死刑だ。
それ解ってやってんだよね?
君もずいぶん、悪いことをやっているよね。
友達・・・いや、そう言うのは友達とは言わないね。
友達の様にしている知り合い達の家からお金をくすねているよね。
数えると35回ほどやっているよね。
全部足すと合計136万2700円ほどだね。
手癖が悪いよね。
後、痴漢もかなりやっているよね。
埼京線で12回、京浜東北線で3回、有楽町線で5回だね。
知ってる?
その内の1回が原因で被害者の女性は自殺しているし、別の1件では無実の人が冤罪で捕まって、会社をクビになっている。
君の心ない行動がそれだけ不幸をまき散らして居るんだ」
と言った。
更に、
「何なら、君の上役とか言おうか?
名古屋市で会社を経営している33歳の【田中 雅之】って男が今回の強盗を誘導した人間だ。
まだ、言おうか?
君達の闇のつながり。
この関連で言えば、上から下まで574人が関わっている。
困ったねぇ・・・君達を野放しにすると被害者が増える一方だ・・・」
と付け足した。
その表情は絶対に困っていないと言える程、自信に満ちたものだった。
絶対的上位種が下等生物でも見ているかの様な表情だ。
そして、【芳一】は指をパチンとならす。
すると強盗犯の4名が、
「うっ・・・が・・・」
「が・・・ががっ・・・」
「あ・・・あぁ・・・」
「は・・・あぁぁ・・・」
と呻き苦しみだした。
1分ほど、それを放置する。
そして、また指をパチンとすると、
「ぜ、ぜぇはぁ・・・」
「はぁはぁ・・・」
「うっばぁぁぁ・・・」
「ぐっはぁ・・・」
と息を荒くした。
【芳一】は、
「苦しい?
息が出来なかったもんね。
それに心臓もわしづかみにされた感覚を味わったよね?
苦しいよね?
でもね・・・
強盗に入られた人はもっと苦しいんだ。
解るよね?」
とにらみつけた。
強盗犯4人は【芳一】に対して恐怖を覚える。
何なんだこいつは?
そう思っていた。




