第二十四章72 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト1】72/第08班/【実家へ里帰り】03
【芳一】は、
「そこの君、名前は【北村 翔太】21歳。
茨城県在住だね。
子供の頃はメジャーリーガーになりたかったみたいだね。
でも、肩を壊して、夢を諦める事になった。
彼女と付き合っている経験は38人。
浮気癖が抜けずにそれが原因ですぐに破局する事が多数。
経験人数を自慢したい様だけど、21歳という歳でそれだけ付き合っていると言う事はつまり恋愛は下手くそって事だね。
決して自慢できる事じゃないよ。
勘違いしない方が良い。
後、君、自転車に乗れないんだね?
それを恥ずかしいと思っている見たいだけど・・・」
と言ったら、強盗犯の1人が、
「も、もうやめろ・・・」
と言った。
どうやらまた図星の様だ。
【芳一】は、
「そっちの君は、【内山 政則】28歳。
土木関係に就職しているみたいだけど、腕は全然の様だね。
手抜き工事を連発していて、リフォーム詐欺もしている様だ。
今回の参加は遊ぶ金欲しさ。
典型的なクズだね。
子供の頃の秘密でも言おうか。
小学三年生の時、担任の先生を階段から突き落とした経験があるね。
それを泣いて誤魔化した事がある。
その時は、優等生のふりをしていた君は信用されたみたいだね。
それが君が悪いことをしても誤魔化せば何とかなると思ったきっかけだ。
それから君、酷い事ばかりしてるよね。
親友の彼女に親友の悪い噂を流して別れさせたり、万引きもかなりやっているね。
数えると、ひー、ふー、みーっ・・・と46回ほどやっているね。
その内、補導されたのは3件のみでおとがめ無しで済んでいる。
でも、万引きをした店の内、2店は倒産まで追い込まれている。
教えてあげるよ。
悪いことを当たり前の様にやっている人間は他人を信用出来ない。
そりゃそうだよね。
自分自身が全く信用出来ない人間なんだから。
他人なんか信用する事は絶対に出来ない。
騙される方が悪い。
そう言う発想の人間は他人を一切信用しない。
君達が絆と呼んでいるその紛い物は、脅迫、恐怖、後ろめたさの共有などで成立している殺伐としたものだ。
不毛で悪循環だね。
そう言う人間は幸せにはなれないって決まって居るんだよ。
後に待っているのは絶望と破滅だ。
君達はそう言う人生を歩んでいる。
君のお兄さんも結構な悪人の様だね。
詐欺でだまし取ったお皿とか結構あるね。
見えるかな?
君のお兄さんの部屋にあるお皿のコレクションを君達兄弟の責任を取らせる代わりに割ってみよう。
ほれっ1枚、2枚、3枚、ってね。
割れるのが見えるかい?
面倒くさいから、全部、棚から落とそうか。
お兄さん、急にお皿が割れたから慌ててる様だね。
泣いてるよ。
おかしいね。
人を悲しませるのは平気なのに自分のコレクションが駄目になったらいっちょまえに泣くんだ?
機会があったら伝えると良いよ。
何でお皿が割れたのか?」
と言った。




