第二十四章52 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト1】52/第05班/【第7覇王/セブンス・オーバーロード神殿】の招待13
続いてのデートは【絢】で希望するのは【絶景】だ。
絶景について、【芳一】は、【フィクション・レジェンド】でも表現した事がある。
ラスボスの第4側体の【クスンタティーア・レマ】の話でだ。
【フィクション・レジェンド】と言う物語では主人公とヒロインは別々に行動し、後で合流するという展開を描いていた。
【主人公パート】では、【クスンタティーア】の本体の持つ、【宇宙世界】を冒険していたが、【ヒロインパート】では【クスンタティーア】の側体の持つ、【宇宙世界】を冒険していた。
その中で、【第4本体】/【クスンタティーア・ミールクラーム】の従属側体である【クスンタティーア・レマ】の【宇宙世界】では、様々な美に関する事が描かれていた。
光より早く進む、【光車】と言う電車の様なものに乗り、様々な【超絶景】を回っている冒険が描かれており、【朝】、【昼】、【夕方】、【夜】だけでは無くもっとたくさんの1日の変化を描いたり、【花魁】の様な【花稀】など様々な美的展開を描いていたため、美に対する発想はある。
だが、それは現実には無い。
それはあくまでも【芳一】の想像の中での事だ。
【ホレス】にも聞いてみたが、
『そりゃ無理だ。
出来る訳がないだろう』
と言われる始末だった。
【芳一】が思い浮かべる新しい美は不可能。
ならばどうする?
【ホレス】の紹介する【絶景】を案内するか?
それでは味気ない気がした。
【芳一】は考える。
【ホレス】も知らない穴場を見つけるか?
だが、それが現実的ではない。
簡単に見つかるものではないだろう。
【ホレス】の作り出す【世界観】で【ホレス】自身も知らないものなど見つけるのはほぼ不可能に近い。
では、こうしたらどうか?
【絶景】を作ると言うのは?
今まで【絶景】でも何でも無かった所を何らかの変化を与えて【絶景】とする。
それならば、【芳一】の努力が表現されるのでは無いか?
とは言え、【ホレス】の作り出す【世界観】である。
【ホレス】の許可なく勝手にする事は出来ない。
そこで、【芳一】は、【ホレス】にここをこうしてこうなどの提案をして、新しく【絶景】として作ってみて欲しいとお願いし、
『面白いじゃねぇか。
良いぜ。
それで行こう』
と許可を貰った。
そして、【絢】とのデートで、ちょっとした物を動かすなどし、それが、【ルーブ・ゴールドバーグ・マシン】の様に連動して最終目的地でたった今完成するという【新絶景】を作り上げた。
それは壮大な滝に複雑な虹を作り夕焼けに照らされると言う光景だった。
【芳一】は、
「なんとかタイミングがあったよ。
どうなるかヒヤヒヤしたけど。
どうだった?」
と言うと、【絢】は、頬に口づけし、
『これが答えよ。
ありがとう。
とても素敵な絶景だわ』
と言ったのだった。
このデートも成功の様だ。




