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第二十四章50 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト1】50/第05班/【第7覇王/セブンス・オーバーロード神殿】の招待11

 まずは、【美彩】&【芳一】のデートだ。

 【美彩】は、【サプライズ】を希望している。

 【芳一】は、【ホレス】から、彼が展開している【世界観】の仕組みを教わっている。

 【サプライズ】となる様な仕掛けは無数にあり、【芳一】はその中から、【美彩】に合うと思えるものを選択してそれを【サプライズ】とする。

 つまり、【ホレス】も【芳一】がどの【サプライズ】をするか読めないと言う事になる。

 【美彩】は、

「えへへ・・・

 二人きりになるのは初めてじゃないですけど、デートするのは初めてですよね」

 と言った。

 ほんのり頬を赤らめている。

 本当にデート出来るのが嬉しいと言うのが何となく伝わって来る。

 【美彩】は【芳一】の事をずっと憧れていた。

 それが愛に変わるまで時間はかからなかった。

 本当に好きなのである。

 【芳一】に対して本気の恋をしている。

 そんな彼女に答えるためにもサプライズをどうするかは死ぬ気で考えるしかない。

 【芳一】は色んなデートプランを考えた。

 彼の主義は彼女もデートプランを考えて勝負して、勝った方のプランを進めると言うやり方が一番良いと思っていたがそれでは駄目である。

 【美彩】を楽しませる様に考えなくては。

 そう思って色々と思案した。

 奇抜なアイディアを色々と取り入れたプランを最初考えたが、【美彩】の気持ちになって考えて見ると、実は、奇をてらったものではなく、ごくごくオーソドックスな普通のデートをしたいと思っているのでは無いか?

 そう感じる様になっていた。

 普通の恋がしたい。

 ただ、それだけ。

 それを望んでいる気がした。

 気がしたが、本当かどうかは解らない。

 【芳一】は普通の人の気持ちがわからない。

 ずっと変わっていると言われて来たから。

 自分では普通だと思っている事が実は普通ではないと言う事は山ほど経験している。

 だから、普通が一番、【芳一】にとっては難しいハードルだった。

 普通のデート。

 それは何だろう?

 と考えて、【芳一】なりの普通のエスコートというのをやってみた。

 そして、最後の【サプライズ】に用意したのは【イルミネーション】だ。

 ありきたりと言えばありきたりであるが、そこに至るまでに何百回も修正を繰り返した。

 そして、【芳一】なりの答えとして用意したのだ。

 【芳一】は恐る恐る、

「つ、つまんなかったかな?」

 と聞いた。

 【美彩】の頬に涙がつぅっと伝う。

 【芳一】は、

「ご、ごめん・・・」

 と謝る。

 だが、【美彩】は、

「ううん・・・

 嬉しい。

 デートは普通だった。

 極、ありきたりの物だった。

 でも知ってる。

 【芳一さん】は普通の事が苦手。

 どうしても、違った事をやってしまう。

 そこから、普通の答えにたどり着くには色んな葛藤があったと思う。

 それで、普通の形を私に見せてくれた。

 ありがとう。

 最高に嬉しいサプライズだったよ」

 と言って頬にキスをした。

 どうやら、デートは成功したらしい。

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