第二十四章47 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト1】47/第05班/【第7覇王/セブンス・オーバーロード神殿】の招待08
続いての勝負は、【ナンバー68795選手】の【魔法術大戦】の大魔法使い【クリフ】と【ナンバー11164選手】の【サイキック・ウォー・ゲーム】の異端超能力者の【バッド】の戦いで【魔法】対【超能力】の勝負を見せて居た。
そこそこの戦いをしていて、【芳一】達もそれなりに楽しんでいたのだが、一緒に観戦した【ホレス】は、
『なぁ~に、ぬるいバトルしてんだてめぇらは?
俺様に恥をかかせるつもりかぁ?
てめぇらまとめて俺が相手してやるからかかってこい』
と言って、2人を伸してしまった。
【芳一】は、思わず、
「ちょっと、何やってんすか?」
と注意する。
決して、【アマチュア・ワールダー】達が手を抜いていたと言う訳では無い。
だが、【ホレス】が紹介したかったのはこのレベルのバトルでは無かった。
もっと迫力のあるものを想定していた様だ。
それが割とありがちな展開を見せられキレたのだ。
【ホレス】がそれで展開させた【世界観】のタイトルは【無茶苦茶】だ。
【無茶苦茶】は文字通り無茶苦茶な事を絶えずやり続けると言う世界観だ。
スポーツをやっていたと思ったら、
急にホラーをやり、
恋愛をしていたと思ったら、そこから頭脳戦に突入し、
レースをして戦争が始まる。
またなんの脈絡も無く、美術鑑賞をして、大食い競争をする。
それが何なのか?
その無茶苦茶な物はなんなのか?
と言う事に当然なるが、それは【クリエイター】の頭の中だと言う事が後で解るのだ。
クリエイターが試行錯誤して、新たな物を生み出す。
その生み出る前の段階で、頭の中で色んな物が無茶苦茶に動きそれで秩序をなそうとしている。
それを描いている世界観となる。
これはその1例であり、当然、他のクリエイターの頭の中を表現しているのもある。
一見無茶苦茶な様でいて、アイディアをこねくり回すと言う世界観をスムーズな流れで表現出来て居るのは【ホレス】の世界観表現の力が優れているからであると言える。
アイディアとして表に出る前の頭の中の段階の表現としては【芳一】も思わず納得してしまうほど、凄いものだった。
【ナンバー68795選手】と【ナンバー11164選手】を倒してしまった、【ホレス】は、
『ネタってのはこうやって出すもんだ、バカタレ共が』
と叱咤した。
それにしても驚くべきは【ホレス】の即興力である。
【無茶苦茶】はたった今考えた物である。
それでこれだけの精度の物を作るとは【第7覇王/セブンス・オーバーロード】の名を冠しているのは伊達では無いと思わざるを得なかったのだ。
だが、結局、【ホレス】の介入によって大会が台無しになり、【芳一】は、
「で?
どうすんのこれっ?」
と正直な感想を言った。
まさか【ホレス】自らがイベントを潰すとは夢にも思って居なかった。
正に無茶苦茶な男だと思ったのだった。




