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第二十四章20 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト1】20/入れ替え戦7

 【レイラ】対【アルフィー】のバトルが開始された。

 と言っても、【世界観展開】させた【物語】同士のぶつかり合いだ。

 素人や想像力の無い者が見ればただのバトルに見えたかも知れない。

 だが、【芳一】と【パズル】の目には違って見えた。

 【芳一】は、

(一見、ただのバトルに見えるけど・・・

 無駄が無い・・・

 流れる様な展開になっている・・・

 異なる2つの物語のぶつかり合いなのにまるで同じ存在が作ったかの様に展開が調和している)

 と思った。

 【パズル】も、

《不思議・・・

 バトルのレベルは正直、低いと言わざるを得ない・・・

 でも・・・何というか・・・

 物語の面白味を上手く抽出している・・・

 そう感じる・・・

 何でだろう・・・?

 何故、私はこんなレベルの低い戦いを面白いと感じるの?》

 と思った。

 それを察したのか、【ハドリー】は、

『何で、こんなにレベルの低い戦いが面白く感じるのか?

 2人ともそう、思っているな?』

 と言った。

 【芳一】と【パズル】は図星をつかれ、

『「え?」』

 と言った。

 【ハドリー】は、

『心配するな。

 レベルの低いバトルだと思っているのはここに居る全員だ。

 お前達も含めてな。

 バトルと一口に言ってもレベルというものがある。

 レベル1とレベル1000の存在が戦えば一方的な戦いになるし、レベルが100同士なら白熱した戦いになる。

 【フォース】と【フィフス】はお互いが展開する【世界観】のレベルを同じ様に調整する事によってお互いの【世界観】の力の差をなくしたのだ。

 よって、バランスの取れた戦いが展開されている。

 バトルとは相手を圧倒する事だけが全てでは無い。

 お前達は特に、相手を圧倒する事だけをメインに考えて来たのでは無いか?

 圧倒的な作品を作るにはそれも良いだろう。

 だが、見ている者は絶対的で一方的な蹂躙を楽しむ者だけではない。

 中にはどっちが勝つか解らない白熱したバトル展開を望む者も居る。

 お前達に欠けている事の1つはまずそれだ。

 相手を圧倒する事だけを考えて来て、見せる戦いというのを考えて来なかった。

 力が拮抗した戦いというのはレベルの高い低いに限らず、楽しくさせるものだ。

 まず、緊張感が違う。

 圧倒的な力の差の場合、緊張しているのは一方だけだ。

 対して、互角の勝負の場合、双方が緊張している。

 その双方のやりとりを描くのもまた楽しみの1つだ。

 そこからまた広がる世界というものもある。

 上位の【覇王/オーバーロード】たるもの単純に圧倒する事だけを考えてはならない。

 時には自分と互角の力を持つ者が現れるかも知れないし、自分を超える存在が現れるかも知れない。

 その時、打つ手がありませんでしたでは話にならない。

 あらゆる場面を想定して、それを頭に入れておく事。

 それも必要な事なのだ』

 と言った。

 【芳一】と【パズル】はなるほどと納得したのだった。

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