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うるわしき会話の調べ

私のエッセイ~第百六十六弾:うるわしき会話の調べ ~ 第4頁:『史上最大の侵略・後編』より。 (※)会話文を追加しました。

 皆さん、こんばんは! ご機嫌いかがですか・・・?


 今宵は、昭和のウルトラマン・シリーズの、ウルトラセブンの最終話『史上最大の侵略・後編』より、ダン隊員とアンヌ隊員の別れのシーンにおける、「うるわしの会話」を紹介します。


 ウルトラセブンこと、『モロボシ・ダン』と『友里ゆりアンヌ』は、ウルトラ警備隊の同僚。


 初めて会ったときから、ともに助け合い、信頼を強くし、少しずつお互いを知り、距離を縮めていった。


 しかし、ダンの肉体は、これまでの幾多いくたの怪獣や宇宙人との激闘でむしばまれ、崩壊寸前のつらい状態になっていたのだ。


 そんな中、「セブンの上司」にあたる宇宙人が、ダン・・・すなわちウルトラセブンを説得し、故郷である『M78星雲』に帰るよう、強くうながす。


 最新にして最もやっかいな難敵・・・ゴース星人と怪獣パンドンに襲われ、侵略間近の地球を救うべく、ボロボロの体を押して、怪獣に立ち向かおうとするダン。


 そんな彼に、最後の「警告」をする、セブンの上司。


 ゴース星人にとらわれの身となったアマギ隊員がいる、星人の巣窟そうくつを発見したウルトラ警備隊が、断腸の思いで、アマギ隊員を犠牲にすることを決定し、「マグマライザー」という自爆式の強力な地下突撃爆弾兵器を、連中の巣窟に向けて放った。


  ・・・それを知り、かつて、何度も修羅場をともに乗り切ってきた大切な盟友めいゆう「アマギ隊員」をなんとか救うべく、最後の変身を試みるダンの前に、アンヌが姿を見せる。


 そして、二人に別れのときがおとずれる・・・。 


 なお、活字の後には、おなじみのYouTube動画の情報も、2つ、いつもの形式でつけておきましたので・・・。


☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 セブンの上司:

 「やめろ! やめるんだセブン。今度こそ、本当に死んでしまうぞ・・・。」


 アンヌ:

 「・・・アキオ君て子供が、電話で教えてくれたの。ダンがここにいるって・・・。なぜ、逃げたりなんかしたの? ね・・・答えて。 ・・・ダン?」


 ダン:「アンヌ! ぼくは・・・ぼくはね・・・人間じゃないんだよ。M78星雲から来た・・・ウルトラセブンなんだ!!」


 アンヌ:「えっ!?」


 (ダンの突然の「告白」に、ショックを隠せないアンヌ。 ・・・しばし、沈黙して見つめあう二人。)


 ダン:「・・・びっくりしただろ?」


 アンヌ:「ううん。人間であろうと・・・宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの。 ・・・たとえ、ウルトラセブンでも。」


 ダン:「・・・ありがとう、アンヌ。」


 ~  ~  ~  ~  ~


 (涙顔で振り返るアンヌ。)


 ダン:

 「・・・いま話したとおり、僕はM78星雲に帰らなければならないんだ。 ・・・西の空に、明けの明星が輝く頃、ひとつの光が宇宙へ飛んでいく・・・それがぼくなんだよ。 ・・・さようなら、アンヌ!!」


 アンヌ:「待って・・・ダン、いかないで・・・!」


 ダン:「アマギ隊員がピンチなんだよ!!」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 以下は、参考のYouTube動画です。


 『ダンとアンヌの最後の決別』

→ UP主様は、「Gオレンジ」様。


 『ウルトラセブンとシューマンのピアノ協奏曲イ短調』

→ UP主様は、「davidoff310」様。~ ダンとアンヌの会話中・・・そして、セブンとパンドンの最後の戦い中に流れる、ロベルト・シューマン作曲の『ピアノ協奏曲イ短調作品54』・・・とっても映像にマッチしていますよね。


 このピアノ協奏曲につきましては、別にエッセイを立てたいと思っております。


 では・・・。


 m(_ _)m


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 (追加)


 アンヌ:

 「ウルトラセブンの正体は・・・あたしたちのダンだったのよ! M78星雲から、地球を守るためにつかわされた平和の使節しせつ・・・自分を犠牲にしてまで、この地球のために戦っているんだわ。 ・・・でも、これが最後の戦いよ。ダンは、自分の星へ帰らなければならないの・・・。」


 キリヤマ:

 「あ・・・ダン! 行こう。地球はわれわれ人類、自らの手で守りぬかなければならないんだ!」


 そして・・・ホーク1号・2号、および3号に乗り込み、セブンを援護する隊員たち。


 フルハシ:「ダン! 離れろ! 怪獣はオレにまかせろ!!」


 アマギ:「ダン!!」


 アンヌ:「・・・ダンは、死ぬ気で戦っているんだわ。」


 キリヤマ:「体の具合が悪ければ悪いと、なぜはっきり言ってくれなかった・・・。」


 クラタ隊長:「モロボシ・・・許してくれ!」


 ソガ:「危ないッ!」


 よろめくセブン。


 殴る、怪獣パンドン。


 必殺『アイスラッガー』を放つも、なんとパンドンにキャッチされてしまう。


 警戒し、あとずさりするセブン。


 パンドンがアイスラッガーを投げ返してきた!


 それを逆にまた投げ返し・・・パンドンは頭をチョンギられ、大地に散った。


 クラタ隊長:「やった・・・!」


 そしてセブンは・・・モロボシ・ダンは、みなを一度見おろしてから、ゆっくりと故郷、M78星雲に向かって、去っていった・・・。


 ダン:

 (・・・明けの明星が輝く頃・・・ひとつの光が宇宙へ飛んでいく・・・それが、ぼくなんだ・・・。)


 ソガ:

 「ダンは死んで帰っていくんだろうか・・・。もしそうなら、ダンを殺したのは、俺たち地球人だ。やつは傷ついた体で、最後の最後まで、人類のために戦ってくれたんだ。ダンを殺したのは、俺たちなんだ。 ・・・あんないいやつを・・・。」


 フルハシ:

 「・・・そんな馬鹿な。ダンが死んでたまるか。ダンは生きている! きっと生きてるんだ。遠い宇宙から、俺たちの地球を見守ってくれるさ。そしてまた・・・元気な姿で帰ってくる!!」


 アンヌもうなずく。


 ・・・以上です。


 セブンをホークで援護射撃するとき、『セブン』ではなく、『ダン』『モロボシ』とみんなが呼びかけるところがまた、泣かせますよね・・・。


 本当に、グッとくるシーンです。


 では・・・。


 m(_ _)m

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