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第一話 始まりの日



世界に突如ダンジョンが出現してから300年ここ、ユラル大陸で一番大きな民主国家ロレアの城下町にはギルドへ向かう冒険者で溢れかえっていた。


ロクス「はぇーーやっぱり、王都はすごいなぁ。」


ロクスは大きな入り口の門を潜ってすぐの場所で、活気あふれる城下町を見て驚いていた。


狩人が着るような動きやすさを重視した軽装に腰には山刀とポーチ、背中には弓と矢、両手には鞄、いかにも田舎から冒険者になるために上京してきた小僧といった格好をして街を歩く。


ロクス「えーと、、ギルドに冒険者登録申請しにいかないといけないのか」


ロクスは長らく山村で暮らしていたために、街の全てのものが珍しく見えていた。


ロクス「ちょっと寄っていくか」


ロクスは武器やら防具やらが売っている店の前で立ち止まった。


カラカラーン


ドアを開けると人が来たことを知らせる鈴が鳴る。


店主「いらっしゃい。」


カウンターには白い髪に白い髭を生やした老人が座っていた。


ロクス「どうも〜お邪魔します。」


ロクスは店に入ると目を輝かせながら並べられている商品を眺めていった。


ロクス「おぉーー!!やっぱりいつ見てもワクワクするなぁ武器っていうのは」


ロクスは色々な武器を見たり手に取ったりしながら店の奥の方へと進んで行った。


ロクス「俺の山刀もそろそろ買い替え時かな、、」


ロクスは腰の山刀に手を当ててそんなことを考えていると、店の棚の奥に黒光りする何かを見つける。


ロクス「ん?なんだこれ」


前に置いてある物を退けていくと、そこには細長い黒い箱があった。


ロクス(なんだこれ?何が入ってるんだ?)


ロクスはその箱を取り出して、店主に尋ねた。


ロクス「お爺さん、この箱って?」


店主「ん、あぁなんだったかなぁ、、、覚えとらんのぉ」


ロクス「開けてみてもいいですか?」


店主「あぁ、いいよ。」


ロクスは箱を開けようとした、しかし、


   ガキッ!


ロクス「あれ、鍵かかってらぁ」


店主「あれ、鍵なんてないなぁ」


ロクスはその言葉を聞くとその箱を元の場所に戻そうとした。すると


店主「あぁ、君は冒険者志望の子だろ?何か一つ買ってくれたらその箱も持って行ってくれていいよ」


ロクス「え?いいんですか?」


ロクスはその言葉を聞くと、投げナイフ3本と謎の箱を買ってギルドへと向かって行った。


〜冒険者ギルド〜


ロクス「おぉ、ここかぁ!冒険者ギルド!!」


街の中心に建設されている大きな五階の綺麗な建物の前でロクスは立ち止まり目を輝かせながら中へと入って行った。


  ザワザワガヤガヤ


ギルド内では様々な冒険者でごった返していた。


ロクス「おおお、えーーと冒険者申請は、、」


ロクスが冒険者申請の場所を探していると 


女性「何かお困りですか?」


ロクスが振り返るとそこにはギルドの職員が立っていた。


ロクス「あ、冒険者申請をしたいのですが。」


受付嬢「あぁ!新人さんですね!それならちょうど今から申請を開始するところです。こちらにどうぞ」


ロクスは受付嬢について行く。


受付嬢「あ!それから!私の名前はアンです。よろしくお願いしますね!」


ロクス「ロクスです。よろしくお願いします。」


アン「えぇ!それでは冒険者申請の方々!こちらで申請を開始しますので一列で並んでください。」


アンがそう言うと続々と新人の冒険者が集まってきた。






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