初仕事
第五話 初仕事
俺たちは目撃情報があった、サンチャゴ山脈にいる。カランからおおよそ15000カットだが俺の能力で2分で着いた。「晴彦さんの能力便利ですね!」ノワールは目を輝かせて言った。「そうか?補助的のやつだから攻撃では使えないんだ。」そう。この能力は物体、物質をはじくことしかできない。「そうですか..あ!いいこと思いついた!」そう言い彼女は小石を手に取った。「晴彦さん!弾跳神をものを囲うように展開できますか?」「こうか?」俺は、岩の周りに展開した。「そしたら、弾跳神に向かって小石を投げると..」投げた瞬間、一瞬で岩が砕けた。小石がピンボールのようになり、たくさん弾かれ、威力が上がったためだ。「なるほどこれは実用性がありそうだ。ありがとうな!いいこと教わったよ!」おれは彼女に礼を言った。「いえいえ。お役に立てて何よりです!」彼女は恥ずかしそうに言った。「晴彦さん!付近に誰かいます!」そう言い彼女は瞬時に詠唱した。「残響者!左上斜め方向、100カット先から敵襲!おおよそ3人!5秒後に来るぞ!」彼女の探知は的確過ぎる。そう感心していた。ここは森の少しだけ平らなところ。左上斜め..ちょうど急斜面だ。「おらぁぁぁぁ」そういい3人の盗賊らしき人が襲ってきた。「能力!発射!」俺の能力を発動し、一人は木の幹に向けて飛ばし、気絶させた。あとは二人、「くっ」カキン、カキン、ノワールも剣でもう一人と戦っている。魔術の発動はむりか..「ノワール。魔術の発動はできるか?」「一人倒せるくらいならできます!」「頼む!」カキン、剣がぶつかる音が響く。「邪神よ。我に相手を拘束し、闇に葬らせろ!闇拘束!」彼女は剣で攻撃をかわしながら、闇の上位魔法を唱えた。「体が,,動かない,,」ノワールと戦っていた、盗賊は動けないようだ。俺も決着をつけないとな.「能力!弾跳神!丸型で展開!」そう言うと、相手を囲うように展開した。「おら!」そう言いそこらへんにあった小枝を投げ入れた。「うあぁぁっぁぁ」バタっ小枝のみで相手を気絶させる威力があったなんて。地味に強いな、これ。数分後、生け捕った盗賊たちにいろいろ事情聴取をした。「おい!盗品はどこだ!」「いうわけねえだろ」いくら言ってもこの返答ばっかだ。botかよ。「そうか、答える気がないなら殺すしかないな。」「命だけは!」「そうかじゃあ言え!」「ノワール。詠唱を頼む。」「了解!天よ、我に力を与えたまえ、そして邪悪な者に天罰を下したまえ。雷」「まて!言うから!」やっという気になったか。1秒遅れてたら死んでたぞw「俺らのアジトはもう1000カット先に行ったこの山の山腹だ。」なるほど。活発が激しくなったから動物たちの声がしなかったのか。「情報はそれだけか?」「今はだれもいないので盗品は取り返せます!」「情報提供感謝する。ノワール始末を頼む」「はいはーいりょうかいです!」「え!?俺たち殺されるの?!」「もちろんさ。悪事を働いた挙句、仲間を裏切ったんだぞ?戻っても同じ目さ。」「大丈夫!痛くないようにするからね!今、天にいる邪神すべてに告ぐ。我はこの世を支配する闇である。今かのものを消したまえ!闇消失」そう彼女が唱えた瞬間3人が消えた。血などない。どこかに消えた。俺は冷や汗をかいた。こんな魔術あっちゃダメなのに,,なんだこの魔術,「さ!行きましょう!」彼女はニコニコしていた。手慣れすぎだ。ノワール意外と怖いな..そう思ってるうちに目的地へ着いた。「ここに盗品があるんだな。どこだ?」「この岩をどけたらたぶんあります!」指さしたのは山を円形に半径3カットくらい削ったとこに不自然な岩があった。「跳躍板!下に設置し、岩を思いっきり斜め前方向に打ち上げた。」ドーーン激しい音が響き渡った。空洞には、様々なものが置いてあった。金製品や、金、バックなど様々なものがあった。「こんなに盗んでたのかよ。」そう言いながらすべて回収して、町まで戻った。
「ただいま~」「おおよく帰ってきたな~晴彦」エドワルトが言った。「被害者の方はまだいらっしゃいますか?」「おういるぞ!」そう言い、被害者がいるところに向かった。「どうぞ。お待たせしました。こちらですべてですかね?」そう言って持って帰ってきたものすべてを机に広げた。「そうです!私のバックだ!本当にありがとうございます!」皆さんはとても喜んでいた。「では、こちらがご請求額です。合計50ビークです。皆さんで分割してくださいね☆」「なかなかの額ねえ..」そう言い彼らは相談しあってきっちりと払ってもらった。この世界は税金がないからな。「ありがとうございます!困ったらまたお願いしますね!」そう言い残し彼らは去った。
「ノワール初仕事お疲れ様!」「成功でしたね!また明日も頑張りましょう!」そう言い二人でリンゴ...ではなくオレンジジュースを飲んだ。