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俺様天使の溺愛  作者: すいか姫
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イサヤの心の内

イサヤの心を少しだけ覗いてみます

メイがエイリを見て嬉しそうな顔をしたのを見て、なんでかわかんねーけどイライラした。そういえばリール大佐の顔を見てポヤ〜ッとなってるときも、同じ感じでイラッとしたかもしんねぇ。なんでだ?


イライラしたせいか、ついこいつの腕をつかんで仕事に向かったけど、途中で必死な声に呼び止められてハッとした。


メイは俺を見上げて不安そうな顔をしていた。おまけにちょっと息が上がっている。

俺が自分のペースで、しかもどっちかというと早足で歩いたから、俺に腕をつかまれていたこいつは、おそらく小走りくらいにはなっていたんだろう。


それに俺、結構な力を入れてこいつの腕をつかんでる…。


そう気づいたとたん、自分で自分の行動にびっくりして、


「あ、わりぃ」


としか言えなかった。


その後は、なんとなく決まりが悪くてメイの顔を見れず…。


俺がこの気持ちと行動の正体に気づくのは、これからだいぶ後になってからだった。



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