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俺様天使の溺愛  作者: すいか姫


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新たな天使登場

メイの前に新たに天使が現れます

それが自分の涙だということに気づいたのは、エイリさんが、そっと私の頬に親指を沿わせながら、


「メイちゃん泣かないで」


と言ったから。エイリさんは困ったような、辛いような、複雑な顔をしていた。それでいて、もう一度何かを言おうとして口を開きかけた時だった。


コンコン


という、静かなノックの音が背後から聞こえてきた。


「はい、どうぞ」


とエイリさんが返事をするのに合わせて振り向くと、


ガチャリ


と音がして、扉がゆっくりと開くのが見えた。


扉が開いたそこには、濃いブラウンヘアを耳のすぐ下くらいまでのショートに切り揃えた小柄な天使さんがいて、


「失礼します。こちらにエイリ中尉とメイさんがいらっしゃるとお伺いしましたので。今、少しよろしいでしょうか?」


と、優しい笑顔を浮かべながら聞いてきた。


「もちろんです、ラウン少将。こちらの女性がメイさんです」


突然エイリさんが姿勢を正して返事をした。さっきまでと違って緊張しているようなエイリさん。それを見て、私もやっと今の状況に現実味を感じてきた。少将ってことは大佐より上だから、だいぶ偉い方、だよね?まだ慣れない階級について、頭の隅から記憶を引っ張り出しながら考えた。


ラウン少将の後ろには、背が高くてキラキラ輝く金髪が少し銀色へと傾きかけたおじさまの天使さんが立っていた。青い瞳が印象的なその天使さんは、どことなく誰かに似ていて。私は再び自分の記憶をグルグル引っかき回したけれど、誰、と言うのは思い出せなかった。


そうこうしてる間にも、そのおじさま天使さんとラウン少将は部屋に入ってきていて、ラウン少将が扉を閉めるのを見守って、おじさま天使さんがゆっくりと私に近づいてきた。


この天使さんは誰でしょう!?

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