地上へ〜メイ〜
メイの視点に戻ります
「?」
イサヤが何も言ってこないので不思議に思って見上げてみると、なんだか顔が赤い?なんで??
しかも、一瞬目があったと思ったのに、すぐにそらされちゃった。
「あ、あの…」
「ちびのくせに生意気」
「へっ?」
「ちびのくせにヤキモチ焼いてんじゃねーって言ってんだよ」
「な、ヤ、ヤキモチなんか焼いてないし!だいたい、なんで私がイサヤのことでヤキモチなんか焼かなくちゃなんないわけ?」
勢いよく言ったら、イサヤが視線をこっちに戻した。
「へぇ〜、お前、俺に対してそんな偉そうなこと言っていいと思ってんの?」
さっきまでとうってかわって、イサヤはあっという間に意地悪そうな顔になったかと思うと、ニヤリと笑った。
こ、この笑顔はなんだかヤバい気がする!
「え、いや、あの…」
え〜ん、なんで私、こんなに立場弱いんだろ?やっぱり初対面が悪かったかな?でも、今更どうしようもないし。
助けて神様!
かわいそうな私を、この意地悪な天使から守って〜!
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