ロビー
寝台特急にはロビーがついている列車がありました。特に、一部の列車では一両のほとんどをロビーにしたロビーカーが連結されていました。例を挙げると、トワイライトエクスプレスでは「サロンデュノール」という名がつけられたロビーカーとミニサロンが、北斗星は時期や列車によって異なりましたが、ロビーカーかロビー付き車両が連結されていました。
乗車時間は長いですが、自分の寝台や個室は狭いのでこのように広々としてゆっくり座っていられるロビーカーはよいものでした。また、いろいろな人と交流することもありました。一晩同じ列車にいるとなると自然とみんな仲良しになっていきました。
北斗星のロビーカー。液晶モニターが備えてあり、映画が流されていました。自動販売機(引退直前では使用できなくなっていた)やシャワー室もありました。また、隣の食堂車の順番待ちの待機場所としての役割も果たしていました。
トワイライトエクスプレスのロビーカーも同じような役割を果たしていましたが、窓が大きくて眺めがよかったり、より豪華だったりしました。
現在運行されているサンライズ瀬戸・出雲にもミニサロンというスペースがあり、私はまだ利用していませんが、一部の個室寝台以外は椅子はないのでお弁当を食べたり、隣のシャワー室の順番待ちをしたりするのに便利です。
サンライズ瀬戸・出雲ではあまり長時間の乗車にはならないのでこじんまりとしていますが、豪華寝台列車ではすごい豪華なラウンジがあると紹介されています。
また、2020年春より運行開始予定のJR西日本の新たな夜行列車にもこのような共用のロビーが用意されるようでした。