放送
最近は自動放送も増えてきました。訪日外国人も多くなってきましたし、多言語に対応できるのでこれは当然の流れなのでしょう。
ところで、列車の放送は各駅の発車後と到着前に行われるのが一般的ではないでしょうか。現在走っている夜行列車も昼間に走る快速や(特別)急行列車と同じように各駅発車後と到着前に行われています。しかし、深夜の時間帯には一時的に放送による案内を休止し、朝になるとまた再開するというようになっていました。時間帯としては21時~23時から休止、5~7時に再開といった具合でした。当然この時間の中で乗降客の多い駅には放送できるようにといった具合に調整されています。また、放送休止時間帯に降りるお客さんには車掌が起こしに行くということもされていました。かつての開放寝台の時のことですが、おおよそ駅到着20~15分くらい前のことでした。
寝台列車というのはその性質上1000キロを超える運行区間と様々な設備があり、特に始発駅発車後の放送は非常に長いものになりました。また、停車駅の時刻の案内をしていくうちに日付が変わるのも他ではありません。そのため放送はいつも乗っている列車とは違う気分にしてくれて聞いていて楽しいものです。これは新幹線でも味わえないと私は思っています。もっとも放送なんてほとんどの人は聞いていないものなのですけどね。
最後に私の記憶やネットに乗っている情報を基に大体こんなものだろうという例を示しておきます。チャイムは客車なら「ハイケンスのセレナーデ」、電車なら「鉄道唱歌」が中心でした。どちらも今では搭載している車両が減っており、聞く機会はあまりありません。YouTubeなどにはたくさん投稿されているので興味のある方は聞いてみてください。
おやすみ放送
「(チャイム♪)
今日は寝台特急○○号にご乗車くださいましてありがとうございます。時刻は~時~分です。すでにお休みのお客様もいらっしゃいますので、これから止まります駅と到着時間、二、三のお願いをいたしまして明日の朝~時~分ごろ、○○駅到着~分前まで緊急の場合を除きまして放送によるご案内を休ませていただきます。次は~(各駅の案内・車内設備の案内) 寝台内の寝たばこは火災防止のため固くお断りいたします。夜行列車では時折盗難が発生いたします。現金貴重品の管理は十分にお気を付けください。ただ今より車内の照明を少し暗くいたします。それではごゆっくりお休みください。
(チャイム♪)」
おはよう放送
「(チャイム♪)
皆様おはようございます。本日は~月~日~曜日、時刻は~時~分です。寝台特急○○号は時刻通り(~分遅れ)で雲梯しております。まもなく○○に到着いたします。お乗り換えのご案内をいたします。(以降は通常の到着前と同じ)
(チャイム♪)」