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9.無痛分娩って

 引っ越し後、近所のクリニックに行きはじめ、そこがかなり良かったので、そこで分娩をすることに決めました。


 可愛らしいクリニック名なのに、いかつい顔の先生が出てきた時は一瞬ビビりましたが、経腹エコーをやりだしてから表情が一変。

 「このポーズ可愛いね~」「こっちの角度もいいな~」とか言いながら、エコーの写真パシャパシャ撮っていくんです。


 きっと、赤ちゃん大好きなんでしょうね。

 人を見た目で判断しちゃいかんなと思いました。


 おっとりというよりサバサバ系の先生でしたが、説明も丁寧で、相性はよさそうでした。

 私はカウンセリング的に話を聞いてくれる先生よりも、きっぱりはっきり説明してくれるほうが助かるので。



 分娩申し込みをした後日、分娩に関する説明会に参加!

 毎週やっているらしく、その日はだいたい10組くらいの夫婦がいました。

 話聞いているだけでいいんだろうなと思ったら、講義みたいに指されるもんだからちょっとハラハラでした。



 説明会の中では、無痛分娩についての説明もありました。


 そのクリニックでやっていたのは、背中に針を留置して(正確には硬膜外)、持続的に麻酔をかけるタイプのもの。

 出産の痛みって、骨折時の痛みよりも強いらしいんですが、その痛みを緩和する目的で行う処置になります。


 骨折の痛みよりも強いのは怖いけど、皆経験してるし、別に痛いのが和らぐくらいならやらなくていいや~なんて思っていたのですが、話を聞くとメリットも多いことが発覚!


 産後の回復が早かったり、リラックスしているぶん赤ちゃんに酸素を送ってあげやすくなるとか。

 落ちついて分娩に望めるとか、急遽帝王切開になった時もスムーズに移行できるとかも。


 特に、緊急帝王切開になった時に移行しやすいっていうのは大きなメリットだと思いました。

 出産って何が起こるかわかりませんし。



 先生が言うには、歯を抜く時に「自然が一番!」と我慢する人はいないのに、お産は我慢しなきゃいけないと思うのは、違う気がする、と。

 「赤ちゃんがいるのに麻酔を使うのは怖い」という方もいるけれど、使用できる量にも決まりがあるし、観察を徹底しながら行うから、麻酔イコール危険と考えるのは極端ですし、息むことだって可能なんですよ、と話されていました。


そして「会陰切開の時に局所麻酔をして」と頼む方はかなり多いらしく、それもなんだか疑問なんだよなぁということも、話しておられました。



 過去に産科麻酔に関する事故があったようですが、それも医師の手腕やスタッフの問題。

 ネットには「産科麻酔医じゃないと」みたいな方もいらっしゃいますが、整形外科の手術では同じような麻酔を整形外科の先生が打ちます。


 麻酔科うんぬんより、安全性に関しては、症例数や人員配置の問題のような気もするのですよね。




 ただ、無責任に無痛分娩を勧めるわけにはいかないので、信頼できる先生、スタッフと相談しながら良く考えて決めたほうがいいなと思いますが。


 そんなわけで、メリットとデメリットを比較して考え抜いたところ、私にはメリットが大きいように思えたので無痛分娩を検討しようと思いました。

 ただ、逆子なので帝王切開になる可能性が高いので、やらないままになる可能性が非常に高いです。

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