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子供達の成長

遥香、紗良、優真の三人はじゃんけんで順番を決め、優真、遥香、紗良の順番でやることになった。


「僕が最初だね。」


と言いながらどうしようか考える優真。華音が言った事が優真の思考を加速させる。


(ママは攻撃していいのは一度だけと言った。なら、広範囲の魔法を撃てばすむんだけど・・・。でも、何となくそれは駄目なような気がする。)


色々と考えを巡らせてはいるが、実際華音はそんな事を考えてはいなかった。


(久々の戦いなんですから子供達だけにやらせてしまっては私がつまらないですから。遥香と優真は私の言葉を難しく考えるでしょうが・・・紗良が心配です。)


華音はただ自分も戦いたいだけであった。そのため、子供達に攻撃は一度だけと言ったのである。



考えが纏まった優真は直ぐ様行動に移した。


「召喚、セル○ウス!」


優真はいつの間にか召喚魔法を会得していた。久遠と華音は優真が召喚魔法を会得していたことにも驚いたが別の所で驚いた。


「優真が何故セルシ○スを知ってるんだ?」

「そうですね。私達はテ○ルズなどの話は一切していないはずですが・・・。」

「パパ、ママ。カルディナさんから色々教えてくれたよ?絵で書いた本やゲーム?をやらしてくれたから私達は知ってるんだよ。」


紗良が久遠と華音の疑問を解決してくれた。


「「カルディナか(ですか)。」」


溜め息をつきながら優真の様子を見守ることにした久遠と華音。


優真の召喚魔法によりセ○シウスが現れた。


『私を呼んだのは貴様か?うむ、中々の魔力だな。で、私に何をさせたい?』

「魔物の殲滅です。但し、一撃のみで広範囲はやめてください。僕の後に二人の姉も攻撃することになっていますから。」

『うむ、わかった。では、さっさと片付ける。』


そう言うと右手を魔物に向ける。直後、鋭く尖った氷の塊が放たれる。


セル○ウスの直線上に居る魔物は氷の塊に身体を貫かれ絶命していった。


『これでいいか?』

「はい、ありがとうございました。」

『また、力が必要なら呼び出しても構わんぞ。』

「わかりました。」


そんな言葉を残して消えていった。


「次は、遥香お姉ちゃんだよ。」


優真は遥香を見て告げた。


「優真が最初からやり過ぎです。後の私と紗良の事を考えていませんでしたね?」

「遥香お姉ちゃんはまだいいよ。私なんか一撃だけだから一体しか倒せないかもしれないんだよ?」

「そんなのは知りません。紗良の自業自得です。では、次は私ですね。」


優真と場所を入れ替わった遥香は優真同様に悩み始める。


(ママが言うことには裏がありそうですから。さて、どうしましょうか?)


そんな事を考えていると遥香の目の前に魔物の群れが迫ってきていた。


「しょうがないですね。では、いきます!」


右手をかざし言う。


「邪○炎殺○龍波!」


遥香の右手から黒く禍々しい龍が放たれた。それを見た久遠がツッコミをいれた。


「いや、それは駄目だろ?しかも、未完成版?」


あっという間に魔物は龍により消し炭へと変わった。


「さて、最後は紗良ですね。」

「やっと私の出番だよ。待ちくたびれたよ。」


と言いながら紗良は遥香と入れ替わる。


「一撃で終わらせてあげる。」


剣を構える紗良。そして放たれたのは・・・。


「皇王○翔翼!」


ス○ンの奥義で自身が火の鳥になるあの奥義である。


結果、すべて(・・・)を焼き付くしてしまった。


その結果を見た華音の表情は・・・。言わない方がいいだろう。その後、華音に説教される紗良がいたとかいなかったとか・・・。



子供達の活躍?もあり何とか魔物の大群を退けることに成功したのだった。


ちなみにだが、子供達の放った魔法や技がカルディナの居る方にも余波があり、それから人々を守るのに翻弄されていたらしい。

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